燕燕挿圖公司

「怒り」というテーマで自由に描く課題です。
この時、「怒り」より「悲しみ」ばかりが浮かんで来て、
時間が足りなくなるので「怒り、怒り、怒り……」と
念じるように何とかしぼりだした言葉が

「排隊（並ぶ）」

これは「人民さん、いい加減ちゃんと並ぼうよ」という思いで、
それって「怒り」の部類なんかなー？という疑問をかなぐり捨てて（大げさな）
描きました。

背景色は黒一色ではありませんが、塗っているうちに
真っ黒になりました。そこらじゅう真っ黒になって大変でした。

四角いものが目標物で、そこに中央の列はきちんと並んでいるわけですが、
ちょっと横っちょにおまけがついたりし始めて、
その列を最後尾だと勝手に判断した人たちが結果的に割り込んでいきます。
もう後ろの方はぐちゃぐちゃです。

東日本大震災以降、浦西での活動に参加するため
頻繁に地下鉄に乗るようになったので
その都度これに巻き込まれてうんざりしていたから
思い浮かんだのかもしれません。