折る刃式カッター
2010.11.26 Friday
小学生の時から当たり前のように使って来た
折る刃式のカッターナイフ。
この刃を折るのが怖くて
長い人生の中で刃を折ったのは
数えるほどしかない。
いや、正確には
頻繁にポキポキ折らなければならないほど
刃を消耗させる作業をすることが無かった上に
このメーカーの刃は上質なのだろう、
ちょっとやそっとでダメにはならなかった。
私の数えられる「刃を折りました」の回数のほとんども
上海へ来てからどこだかの外国との合弁とは名ばかりの
ちゃちなカッターナイフを使うようになってからだ。
前置きが長くなりすぎたが、
この折る刃式のカッターナイフを生み出したのが
大阪の岡田商会という会社。
後にこの会社はいったん清算され、岡田工業となる。
これが今のオルファ株式会社。
私自身はこの一番おなじみまっ黄色の「万能L型」ではなく、
小型刃の「ブラックS型」を使っていることの方が多かったが、
やっぱりオルファのイメージは黄色。
父の会社は製造業なので、
職人さんたちがこの黄色のカッターを持って歩いている姿が
今も記憶の中にある。
余談だが、我が息子はカッターを
ペンケースに入れっぱなしにして忘れたまま
飛行機に乗ろうとし、何度か没収されている。
一度ではなく「何度も」。
いい加減学習しておくれよ、けび。