大阪市環境局舞洲工場
2008.12.05 Friday

日付が変わる前に何とか描けました。
今回一番作業が細かかった絵です。
大阪市環境局舞洲工場、
この建物はフリーデンスライヒ・フンデルトヴァッサー氏のデザイン。
下水処理施設の舞州スラッジセンターも同氏のデザインで、
同じ舞洲に建てられています。
焼却工場と煙突は一体のものです。
大きく攻撃的で冷たい表情を持つ建物は、人間おのおのが持っている創造性を
活かすことにより、人間らしさを取り戻すことができます。
建物の外観は中で何が行われているかを表現しています。
立ちのぼる赤と黄色のストライプは燃焼工程の炎をあらわします。
屋根の緑化は自然と調和した人間生態的(エコロジー)なコンセプトを
象徴するものです。
この緑化は単に象徴的なものだけでなく、実際に大阪の人達、
特にここで働く人のために空気を浄化します。
誰でも、自然と人間性を無視した醜い工場より、屋根に木が育っている
美しい城で働くことを好むでしょう。
たいていの工業団地の攻撃的な外観は、人間の心を痛める最悪の環境公害で
ある攻撃的な視覚公害をもたらします。
大阪の焼却工場は人間的な手段で生まれ変わるので、人々は誇りを持ち、
親しい友人のように考えるでしょう。
大阪の人々、さらには世界の人々にとって、注目すべき偉業となる
新しいランドマークが創られるでしょう。
(舞洲工場のデザインに対するフンデルトヴァッサー氏からのメッセージ)