糯米紅棗
2012.11.15 Thursday

鶯ボールにも見えるこの紅白の楕円形のもの、
乾燥ナツメと糯米粉でできています。
単純なようであって、なかなか手間のかかる料理で、
前菜に登場します。
乾燥ナツメを水で戻し、バラバラ死体にしないように気をつけながら
種を取り出します。
そこに糯米粉で作った細長い餅を詰め、蒸した後に
金木犀を漬けた蜂蜜をからめて作ります。
お店によってはシロップで煮たものや、
いったん油で炒めてから煮たり蒸したりもするようです。
この乾燥ナツメ、お茶請けとしてそのまま食べたり、
コップに入れてお湯を注いでお茶にしたり、
或いはスープの材料として用いたりもしますが、
かたいかたい皮が口の中で不協和音を奏でることが
何ともいただけません。
それでもほどよい甘さと酸味がヤミツキになるんですよ。
話を戻して糯米紅棗、甘いです。とっても甘いです。
桂花蓮藕同様、のっけから甘さでパンチをくらわしてくれる前菜です。