香拌馬蘭頭
2012.11.17 Saturday

何やら私は小吃と前菜ばかり描いているわけですが、
上海の或いはこの周辺一帯の料理とおぼしきもので、
自分が好んでいるものの中から
何とかみんなにわかってもらえそうな絵が描けるものを
選んでいくとこうなってしまうわけです。
松鼠桂魚なんてーのもちょっと考えたんですけどね、
魚の身を描くのに挫折しそうだし、おまけに茶色いし。
とにかく思い浮かぶ名物はみんな茶色いわけです、上海は。
醤油と砂糖と油を組み合わせればたいがい色はそうなるわけでして、
それを避けようと思うと、今度はこんな緑のかたまりになったりしてね。
馬蘭は、キク科の多年草で日本ではコヨメナと言うそうで、
馬蘭頭はその若葉にあたるそうです。
痔だとか解毒、利尿効果、咳止めなどに効果があるようです。
香拌馬蘭頭は、お箸では非常に食べにくいので、
あらたまった席では箸をつけにくい料理ですが、
茹でた馬蘭頭、豆腐干(干し豆腐)、にんじんなどを細かく刻んで、
ごま油や塩、少量の砂糖などで味付けして和えた、
日本人の口にもよくあう前菜の一つです。
和えるのではなく、ごま油で炒めたものもありますね。