上海燕樂堂

イツモココロニタイヨウヲ

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Look Wide!

ここ数年、懐かしい方々との新たな繋がりがあちこちで出て来て、
Facebookさまさまやなあと思ってたんやけど、
特に2016年は三指関係イヤーなんかな、
まだ2月に入ったばかりやいうのに
すでに今日で3つめのご縁があってん。

pyoさんFB上でわけわけ(シェア)してくれはった投稿を
私がさらにわけわけさせてねんとコメントしたことで、
あんめさんFBで再会することができたんよ。

そこまでは懐かしいねえ、嬉しいねえの
何てコトは無い話やってんけど、
この後が本題(感情が身体感覚に与える影響を視覚化する方法の
研究の話)とは全く関係あらへん、でも非常に有意義であろうネタへと
発展していったのね。

それは、あんめさんがボーイスカウトの活動の中に
水餃子作りを取り入れて、とても好評やったというエピソード。
水餃子を作るたびに私のことを思い出してくれてはったという
コメントに対し私が、私は水餃子をよう作らへんということ、
今は上海にも水餃子を食べさせる店がとても増えたけど、
上海は餛飩(ワンタン)を食べるんですわ、と返したのね。
餛飩の餡は、ぺんぺん草(ナズナ)と豚ひき肉やとも。

そうしたら今度はあんめさんが
餡に入れるておもしろい、野草料理に使えるやんって、
ナズナに反応してくれはったん。

で、今度はpyoさんが
水餃子を活動に取り入れたいう話に反応しやはって、
あんめさんがその内容を紹介してくれはったん。
ビーバーでは皮作りと餡包みをしたんですって。
中には餡が入ってへんのんとかもあって、
闇鍋状態でめっちゃ楽しかってんて。

もう、サイトの写真見るだけで、
声とか鍋のぐつぐつとか、美味しい匂いとか、
いろんなもんが浮かんでくるやん。
自分がリーダーやってた時には、やってみようって
思ってもみいひんかったから、もったいないことしたなとか、
ちょっとセツナイ気持ちも浮かんだりね。

そこで私が一般的なレシピを紹介したら、
二人が包み方に反応しやはってん。
カンタンやねんけど、どんくさい私はこれがなかなか上手いこと
できひんかって、娘にささっとされた日にはめっちゃへこんでんよ。

ヤオさんちのワンタン(クックパッド)
上海菜肉大餛飩的做法(好豆網)
(1)上海小吃の王様 ワンタン(シリーズ上海美食紀行)

このカタチは、元宝という古代の貨幣を模したもんでね、
それは馬の鞍のカタチが元になってるねん。

日本の人は中国って言うたら水餃子って思わはるから、
春節に餃子食べるんでしょ?って、よく聞かれたけど、
上海では餃子はハレの日の料理には出てきいひんのん。
せやから言うて、餛飩が代わりに出て来るわけでもあらへんねんけど。

そんなこんなで、簡単で大量に作ることができて、
おなかもいっぱいになるし、ちょっと異文化理解にも役立って、
集会でやったらおもしろいやろねって書いたら、
pyoさんが「異文化理解」ってとこにも反応してくれはってん。

そしたら私もさらにいろいろ浮かんで来て、
餃子とか餛飩って名前やったら中華圏限定になってしまうけど、
同じように小麦粉で作った皮と肉や野菜の餡で作る料理は、
トルコやロシアにもあるから、スカウトたちがそれぞれに調べてみて、
それに挑戦してみるのもおもしろいかもって。
イタリアのラビオリも美味しいやんね。

カブ以上になったら調べて作るってのもできるから、
スカウトの年齢にあわせてどんどん広げられて、ワクワクするね。

やりとりの中でpyoさんが「視野ひろげて考えてみます」って
書いてくれはったん見て、
Look Wide!(※)
って言葉を思い出してん。

私が大阪で現役のリーダーやってたら、
餛飩作って食べて異文化理解って発想は
もしかしたら出てきいひんかったかもって、ちょっと思た。
今、上海にずっと暮らしてて、日本の人に「爆買い」や
(日本人には理解しがたいであろう)習慣とかを
もっと知って欲しいと思てるから、
料理そのものの体験というプログラムという考えより、
異文化理解ってことの方が強くイメージされたんかなって。

私はもともと特別なスキルがあるわけでもないし、
現場を離れて十数年も経っている身やけど、
今、活動してはる人の何らかの役には立てる、或いは
何らかのヒント(異なる視点からの考え)を
プレゼントすることができるねんなって、
ちょっと嬉しなってん。

せやから互人多にも居られるんかな、って
そんなことも思たわ。
手作り会のメンバーではない私が事務局にいる意味は、
そこにあるんかなって。

もとは水餃子と餛飩の話やってんけどね、ひひひ。

ルック・ワイド〈Look Wide〉(スカウト用語の基礎知識/日本ボーイスカウト山口県連盟
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