上海燕樂堂

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スウェーデン刺繍

幼い頃、母がスウェーデン刺繍なるものを楽しんでいた。
テーブルランナーのようなものを何点も作っていたように
記憶している。
そのうち、母がその道具一式を私に譲ってくれて、
私も一時期それを刺していたのだが、
そのうちクロスステッチやフランス刺繍に目がいくようになり、
いつしか疎遠になってしまった。

当時は、スウェーデン刺繍の柄がとても地味に思えて、
たくさんのステッチを駆使して仕上げるフランス刺繍が
華やかで可愛いと思ったのだろう。

それが、50歳まであと一歩となり好みが変わってきたのだろうか、
それとも昔を懐かしむようになったのだろうか、
昨年あたりからまたスウェーデン刺繍が気になるようになりだした。
しかし、毎回大阪に帰る時にはそれを忘れていて、
だいたい上海に戻って数週から数ヶ月すると思い出すという始末。

そこでとりあえずキットを取り寄せて、
リハビリよろしくまた刺してみることにした。

オリムパス製絲 スウェーデンししゅうキット/コースター・SW-15

キットはコースターを4枚作るものだったが、
普段コースターは使わないので、布を指定のサイズに裁断はしたが、
刺しながらどうしようか思いあぐねる。

とりあえず図案通りに刺した後、
キットの糸を使って適当に異なる図案を刺して額に入れてみた。

スウェーデン刺繍1

何かおもしろい。

そうだ、クリスマスの絵も作ろう。

キットの糸と手持ちの糸の色に限りがあって、
欲しかった赤色などはなかったが、
木をモチーフに刺してみる。

星はどうしよう。
星だけ別のステッチで刺しても良かったが、
こういうところは偏屈者のワタクシ、
何としても布をすくって刺すというこの刺繍の手法から
離れたくない。
星の光が列をなし、賢者たちを導いているイメージで
あえて繋げたままになる形で刺した。

スウェーデン刺繍2

何かが物足りないが、今年はここまで。
来年、もう少し工夫をしてみよう。

あと、糸は横着しないでちゃんといったん全部バラバラにして
ほぐした状態から使わないと、線が細いままで可愛くないね。
丁寧に仕事をしよう。
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