藝術空間デエト
我が家には大きな木製の浮雕画(浮き彫りにした絵)が2面あって、
それを1面は畳の居間のテレビの横に置き、1面は壁に掛けてていたが、
別の場所の壁に2つ並べてかけようかという話になった。
その壁は茶色い壁紙を貼っているので、
壁掛け用のパーツをどうするか考えた方がいいんじゃないかと私は言った。
私はこの壁掛けのフックがブサイクでイヤだと思っていたのだ。
じゃあ、さがしに行ってみようかという話になり、
ナイアガラさんと2人で出かけた。
「どこにさがしに行く? スーパーか?」
いや、最近はスーパーにもコレ置いてないかもー。
「じゃあ、虹口に行ってみよか」
案内された先は、溧陽路。
一方通行なので、目的地よりもちょっと離れたところに車を停め、
歩いてそこへ向かう。
東長治路を渡り、さらに東へ歩いて行く。
まだ残っているんだね、こういう建物。
武昌路ではことごとく壊されてしまったからね。なんだか嬉しいね。
ただ、住む人にとってはあまり良い住環境とは言えないだろうから
大変だとは思うんだけど。
なんでもここはもともと倉庫として1917年に建てられたそうで、
華成煙草股份有限公司の華成三厰を経て1956年に住宅になり、
今もここにあるそうな。
そして到着。
『北外灘111藝術園』
連休中だからか、中はひっそり。
閉まっている店も多い。
入口ではおじいさんが蚊取りラケットを持って鉢植えの周りをうろうろ。
ここだけ時が止まったような感じ。
結局ここでは壁掛け用のこじゃれたフックの情報は得られなかったので、
福州路の画材屋さんをあたるか、文定路の画家街へ行くか、
それとも莫干山路のM50へ行くか、どうする?と聞いてみたところ、
M50に興味を示したので、そのまま車で移動する。
こちらは結構人が訪れていて、夕方なのに賑やか。
ずっと来てみたいと思っていたのに、
なかなか足を運べなかった場所。
まさかナイアガラさんと二人で来るのが初めてとなるとは
思ってもみなかった。
この時点でもうフックのことはどうでもよくなっていて、
気に入った絵があれば買って帰ってもいいな、なんてノリだったが、
まあどれもいいお値段で、且つ家へ連れて帰りたい子が現れない。
いくつかお店で話に花を咲かせながら夕方ここをあとにした。
そして帰宅してからのナイアガラさん開口一番、
「淘宝網でさがしたらええねん」
思いがけず楽しい連休最終日デシタ。
Comments
虹口から見る東方明珠は、高層建築が増えた今でもそれが特にクローズアップされた感じで好きです。
アリガトウゴザイマス〜(*^^*)
さりげなく背後に工事中の上海中心がみえますが、
たぶんこの位置からはこれから先も東方明珠の姿の方が
主役でしょうね(^^)