シャンハイクラシノテチョウ

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上海葡京茶餐廳

2005.04.12 Tuesday | 旧*tsubameのめ* > たべるもの

久々にともぞうくんと一緒に夕飯を食べた。

夕飯にはまだちょっと早い時間で、
最初は海老寿司へ行こうか、と言ってのぞいてみたが、
ランチの後の時間は一品ものだけだ、というので
それじゃああんまりね〜、ということで
同じ大上海時代広場の地下にある
上海葡京茶餐廳
入ってみることにした。

澳門(マカオ)料理の店なのだが、
港(香港)式のメニューもあり、
香港、澳門といえばともぞうくん、ということで
彼女とこういう店に入ると美味しいメニューを紹介してもらえる上に
それにまつわる彼女のエピソードなど聞くがまた楽しく、
久々にわくわく気分になった。

ところが、彼女にも理解できない不思議な名前がいろいろあり、
何を食べようか迷いに迷う。

それでもまずはこれを食べとかなきゃね、と
揚げワンタンを選び、
たまごサンドと健康葡式なんたらかんたらという野菜のメニューを頼んだ。

サンドイッチは1元増で焼いてくれるということで焼いてもらうことに。
中はとろんとろんの卵焼き。半分こして二人ともご満悦モード。

ワンタンについていたスープも半分こしたのだが、
ただネギが浮いているだけながらなかなか嬉しい存在。
ワンタンは当然私たちを裏切らないし、あちちちちと言いながらほおばる。

問題は野菜のメニューで、推薦マークまでご丁寧についていたのだが、
どんなものが来るのか、と思いきや、
茹で(もしくは蒸し)野菜のオリーブオイルがけ。
こんなでっかいタマネギどないすんねん、という大きなタマネギに苦笑し、
久々にうさちゃんになった気分でキャベツを食べる。
決して不味くはないのだがちょっと複雑。

それでもおおぶりのにんじんとじゃがいもも美味しく、
自然の味を楽しむ、という意味では大変美味しいメニューだった。
(けれど家でも食べられるので22元もはたいてこれは食べたくない)

この野菜が最後に来たので、私が
これが締めだなんてかなしいなー
と、ほたえてみたら、まだまだいきましょう、ということになり、
何かを頼むことになったのだが、
すでにおなかもそこそこふくれているし、
あまりボリュームのあるものは控えたいところ。

けれど、近くの席に座ったカップルの、
魚の頭が見える焼きそばらしきメニューに私たちは目を奪われ、
さらに別の席の女性のカレー風味か何かのイカも気になり出し、
世間が反日感情の問題で騒いでいるさなか、
挙動不審な日本人女性二人、もうきょろきょろが止まらない。

結局はその魚のお頭付の焼きそばはちょっとすごすぎるので
控えめながらマカオビーフンを。
そして、ともぞうくんはレモネード、私はマカオ紅茶を頼んだ。

ビーフンは海老や肉もふんだんに入り、満足度120%。
紅茶はインドのチャイのようにミルクで煮出してあるものと思われる
濃厚な味わい。美味しい。
レモネードは…冷たいのにしておけばよかったね、と苦笑しながら
ともぞうくんが舌を黄色くしながら飲み干した。
なんだかビニールチューブ入りのチュウチュウみたいな懐かしい味。
本当に人を飽きさせないおもしろい店だ。

店に入った時はまだそれでも人はまばらだったのに、
食べているうちにどんどん人が増えてきて、
もう携帯の着メロが鳴っても全然わかりません、というぐらいに
あちこちから楽しい食事の時間の声がとんでくる。

私たちはそろそろ帰ろう、と思いつつも
周囲の客の食べるものがまだ気になって仕方ない。
結局最後まで挙動不審な日本人ズとなったまま
今度は誰か誘って「雪山」食べようね〜、と
推薦メニューの3〜4人前と書かれてあった
謎のメニューに挑むことを誓い店をあとにした。

最近どこの飲食店も写真撮影に対してうるさいので
今回は最初から撮影せず。
直接店でお確かめあれ。

ちなみに今回のメニュー、合計で98元(一人あたり49元)なり。

そうそう、書き忘れるところだったが街でよく見かける「葡式」の「葡」は
「ポルトガル」のこと。
この店の名前にこの字があるということはどういうことか、
賢いアナタならもうおわかりのことだろう、ね。

上海葡京茶餐廳
大上海広場分店
上海市淮海中路99号 大上海広場地下1階D舗
TEL:021-6391-0866
10:00-24:00と店で表示をみたのだが、
持ち帰ったチラシには8:00-23:00と記載。
どちらが正しいのかは不明。
なぜならば、私のPCでは↓のサイト、上手く見られないのことある。
http://www.macauregency.com/showDept.php?id=19
author : 二姐 | - | trackbacks (0)

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