澳門−深圳-上海/20161113
ポーカーをしに出かけたナイアガラさんは、
外が少し明るくなった頃に帰って来た。
ポーカー場によって客層が大きく異なるようで、
そのせいでもあったのだろうけれど、
水晶宮のポーカーの客はとにかく手が遅くて、
リズミカルに遊べないからつまらなかったと
がっかりした様子だった。
「早く終わらせて帰ろうと思うねんけど、
俺のリズムに乗せようとしても乗ってくれへんねん。
負けてしまおうにも進まへんから終わらへんねん」
今回、3箇所の德州扑克会場を見たけれど、
どれも心地良いものではなかったらしく、
他の遊びに興味の無い彼にとっては、
澳門のカジノは、株友たちにとってほど魅力的なものには
ならなかったようだった。
私は、水舞間のチケットで無料で乗れるという新濠影匯(Studio City)の
8の字観覧車に営業時間の関係で乗れなかったことが心残り。
わざわざそれだけのためにコタイまで来ることは無いもの。
もしナイアガラ氏がマジックを観たいというなら、
2年後に行ってみるかな、って程度。
あとは街歩きをゆっくりしたかったことと
ポルトガル料理を食べられなかったことね。
これは彼と一緒では難しいので、一人で遊びに来たいと
密かに計画しているワタクシ。
(ムスメの内定が出ていたら、一緒に遊べたんだけど……)
ナイアガラ氏がギリギリまで眠れるよう、
朝は二人で食事に出る計画はなく、
私一人でちょっと外をまわろうかと思っていたものの、
もうどうでもよくなっちゃって、ゆっくりシャワーを浴びて
ホテルを早めにチェックアウトした。
ホテルの横で客待ちしていたタクシーたちは、
「今日は平日じゃないからメーターは倒さない」と、
価格交渉をしてきた。昨晩コタイからタクシーで帰ってくる時に
ナイアガラ氏が運転手さんからいろいろ話を聞き出していたから、
その価格には納得がいかず、別の場所でタクシーをさがす。
年老いた運転手に声をかけると、メーターを倒して走るというので、
その車に乗って氹仔(タイパ)の臨時フェリーターミナルへ向かう。
着いてみると、臨時の名前の通り、
とりあえず作ってあります感が否めない簡素な施設。
でも利用客は少なくなく、
私たちが着いた時には香港へ移動するとおぼしき日本人団体客も
たくさん並んで待っていた。澳門機場もすぐそばなので、
日本から空路で澳門入りして船で香港へ行くもよし、
香港往復で途中澳門に来るもよし、ってな感じ。
噴射飛航のカウンターでチケットをもらおうと見ると、
隣に「粵通船務」の看板が。
シマッタ、日本語のサイトをチェックすると、
香港澳門のフェリー移動はみんな噴射飛航を紹介していたので
他の会社が運行している可能性を調べてみるのを忘れていたよ。
当初私たちはアウターハーバーのターミナルから乗船予定だった。
しかし、15時深圳発の飛行機に乗るのに12:30発の船では時間がギリギリ、
ヘタすれば搭乗手続きに間に合わない可能性もあった。
かといってその前は10:30で、時間を持て余してしまう。
そこで氹仔の12時発に乗ることにしたのだが、
こっちの会社なら11:30の便があって、
その方が安心して乗れる感じだった。
リサーチ不足でごめんなさい。
深圳機場へ向かう客はほとんどおらず、チケットにシールは貼られたが
実際には席なんて決まっていない状態で、船も赤いTurbo Jetではなく、
結構くたびれた船だった。
それでも機内では水のサービスと、エチケット袋や外国人用の入境カードの
配付など行われていた(他の飲み物は有料)。
出だし、思いのほか縦揺れが酷く、酔いそうになったが、
しばらくすると落ち着いて、何とかなった。
何も食べずに乗っていたのもいけなかったのだろう。
氹仔臨時フェリーターミナル周辺には食べ物を売る店が無い。
出境手続きを済ませた後の待合室にはジュースの自動販売機はあるが、
売店はない。
なので、ここを利用する際には事前に食べ物を買って来ておくのが正解。
(アウターハーバーにはレストランがある)
噴射飛航のサイトには、「航行時間約60分」と書いてあるが、
実際には走り始めてから80分はかかった。
私たちは時間ギリギリの移動をしているので
ナイアガラ氏が苛立って仕方ない。
深圳機場福永碼頭に着くと、入国審査。
そして外へ出ると、空港までの無料バスがあるのだが、
時間が悪ければタクシー利用になる。
タクシー運転手が客引きをする。
空港まで3Kmであることは事前に確認済み。
運転手はいきなり100元でどうだとふっかけてくる。
冗談じゃない。隣の運転手は「わしなら50元で行くよ」と言う。
ナイアガラ氏曰く、最初の価格が50元なら、まあ乗っても良かったが、
100元はあり得ない。
ちょうどタイミングよく3分ほどでバスが出るというので
私たちは迷わずバスに乗り、深圳機場へ。
上海から着いた時も広い空港だと思ったが、
出発側に立ってみて、ますますその広さを感じた。
とにかく大きい。
チケットに「T3(第3ターミナル)」と書かれてあったのも納得
と思いきや、実際に使われているのはT3しか無いとバスの運転手さんが
教えてくれた。へー、そうなんだ。
可愛いマスコットがお出迎え。
上海ー深圳の往復チケットは携程で購入した。
何の気無しに以前購入した際に登録したデータをそのまま使ったので、
ナイアガラ氏のチェックインの際にはパスポートの提示が求められた。
(出張用の国内線のチケットはナイアガラ公司の社員さんに買ってもらうから、
私が買う時はいつも国際線)
朝から飲み物とチョコレート以外は口にしていなかったので、
機内食が出ると知りつつも(ナイアガラ氏は行きの食事が不味かったので
機内食は手をつけないつもりらしい)、食事をすることに。
かといって時間はそんなに残っていないので、
パンでも買うかなと言っていたら目の前に蘭州拉面の店が。
最初、百数十元と言われ?となり、
よく聞くとセットメニューを勝手に注文されそうになっていた。
急いでいるから麺だけで良いと言うと、麺単品になったが、
1杯45元。高っ。こんな高い牛肉拉面、食べるの初めてやわ。
ちなみに牛肉は器の底にちっちゃなサイコロ状のものが沈んでいた。
麺もそんなに美味しくなかったし、
スープは化学調味料が入っているのではないかと思われ、
非常に残念な結果に。
ま、そういうこともあるよね。
チケットを買った時には往復共に同じ機種が運行するように
書かれてあったので、帰りの飛行機も狭くてイヤだなと思っていたが、
帰りはかなり新しい機体で、ピッチも前回より広く、
乗り心地は決して悪くなかった。
そして深圳航空の気に入ったところは、
離陸前の安全に関するビデオ、出演者が皆子どもなのだ。
乗客にとってあのビデオは退屈で仕方ないものだが、
非常時に関する内容は、何度見ても経験がないので、
実際に何かあってもその通りにできる保証が無い。
それゆえちゃんと観ておかなければならないものだ。
出演者が全員子どもであることで、注目されやすいそれは
大変効果がある、そう感じた。
飛行機は17:35、浦東機場到着というフライトだったが、
実際には17時前には着陸した。
ただ、着陸してから長々滑走路を走るので結局時間はかかり、
さらに驚いたことに、飛行機を降りてターミナルの中に入ったら、
そこは搭乗口で、これから登場するお客さんたちの中を歩いて
進んで行くという謎の状態。
空港では、安全検査の際にチケットと身分証、そして本人を確認して
荷物検査へ進むようになっていたが、これから出発する人と到着した人が
同じフロアを歩けるなら、搭乗口ですり替わっても
わからないんじゃないか、そんなことを考えてしまった。
(搭乗する際にはもう顔チェックは無いから)
そして出口までが長い、長い。
私たちは第2ターミナルの93番(だったと思う)のゲートから入った。
出口までがとてつもなく長くて、第1ターミナルで歩かされる距離とは
わけが違うと思った。
ナイアガラ氏ですら「関空の電車みたいなん、作らなあかんて」と
ぼやいていた。
無事に空港を出たら、リニアで龍陽路へ。
普段、帰りにリニアを使うことはほとんど無いが、
今回荷物が少ないのでリニアを利用。
この駅がまた私の不満いっぱいの場所で、旅客がメイン利用者なのに
エレベータが無い、待合スペースの案内が不親切で、
2つあるホームへ降りるための入口(エスカレータ)部分には
まともに並べるスペースもないから、係員がゲートを開けると
人が押し寄せるカタチになる。
いい加減改良する気はないのだろうか。
この国で一番の都市だと本当に思っているのなら、
そういう細かいところに配慮すべきだ。
リニアを降りたら2号線に乗り換え。
ナイアガラ氏はここからタクシーで帰ればいいと言っていたが、
私は龍陽路でタクシーを拾いたくなかった(面倒な運転手が結構な率で居る)。
それなら、会社に車を置いてあるから、
世紀大道まで乗ってそこから車で帰ろうと言うので、
世紀大道まで乗った。
が、改札を出る直前になって、
「このまま9号線に乗り換えて、会議行ってくるわ。
自分ここからタクシー乗って帰り」と、捨てられてしまう羽目に。
それやったら陸家嘴まで乗ってバスで帰ったやん、と文句を言うと、
「じゃあもう1回電車乗ったらええやん」と笑う。
ちゃうねん、世紀大道から乗る人多いから、
ここであらためて電車に乗るんは
ええ場所おさえられへんからイヤやねん。
まだ澳門にいる時に「帰りの飛行機は、夜の会議に行けるように
夕方着にしたんやけど、会議どうするん?」と聞いたら、
どうしようかなと返事を濁していたのに、結局行くんやん。
もう、腹立つわ〜。
でもまあ行ってらっしゃい。
私は改札を出て、おそらく今上海で一番静かなスタバなのではないかと
思われる、5号出口を出たところにあるスタバで休憩した後、
タクシーで家に帰った。
yuyusakuraさんに「澳門で食べられなかったから上海で
ポルトガル料理食べに行きたい」と短信を送り、
後日ポルトガル料理を食べに行く約束もとりつけた。
夕飯は、ナイアガラ氏が機内で食べなかった機内食。
機内食の持ち帰りは初めての経験でござる。
鞄の底で箱がひしゃげてしまったが、
行きと帰りでは箱のデザインが違っていた。
おやつや漬物、バナナ、お手拭き、スプーンなどが紙箱に。
行きの搾菜が結構美味しかった。帰りのこれは私には辛かった。
帰りは2種類のごはんがあって、どちらも米飯。
具が豚肉と鶏肉で、これは鶏肉。
隣の席の男性が選んだ豚肉がなかなか美味しそうだった。
行きは豚肉は麺で、鶏肉は米飯。鶏肉はカレー味でまあまあいけたが、
ナイアガラさんが選んだ豚肉の麺は、麺がいただけなかったようだった。
これで、3泊4日の香港ビザ更新旅行はおしまい。
今スグにでも澳門に行きたい私は、安いチケット探すかな〜。
外が少し明るくなった頃に帰って来た。
ポーカー場によって客層が大きく異なるようで、
そのせいでもあったのだろうけれど、
水晶宮のポーカーの客はとにかく手が遅くて、
リズミカルに遊べないからつまらなかったと
がっかりした様子だった。
「早く終わらせて帰ろうと思うねんけど、
俺のリズムに乗せようとしても乗ってくれへんねん。
負けてしまおうにも進まへんから終わらへんねん」
今回、3箇所の德州扑克会場を見たけれど、
どれも心地良いものではなかったらしく、
他の遊びに興味の無い彼にとっては、
澳門のカジノは、株友たちにとってほど魅力的なものには
ならなかったようだった。
私は、水舞間のチケットで無料で乗れるという新濠影匯(Studio City)の
8の字観覧車に営業時間の関係で乗れなかったことが心残り。
わざわざそれだけのためにコタイまで来ることは無いもの。
もしナイアガラ氏がマジックを観たいというなら、
2年後に行ってみるかな、って程度。
あとは街歩きをゆっくりしたかったことと
ポルトガル料理を食べられなかったことね。
これは彼と一緒では難しいので、一人で遊びに来たいと
密かに計画しているワタクシ。
(ムスメの内定が出ていたら、一緒に遊べたんだけど……)
ナイアガラ氏がギリギリまで眠れるよう、
朝は二人で食事に出る計画はなく、
私一人でちょっと外をまわろうかと思っていたものの、
もうどうでもよくなっちゃって、ゆっくりシャワーを浴びて
ホテルを早めにチェックアウトした。
ホテルの横で客待ちしていたタクシーたちは、
「今日は平日じゃないからメーターは倒さない」と、
価格交渉をしてきた。昨晩コタイからタクシーで帰ってくる時に
ナイアガラ氏が運転手さんからいろいろ話を聞き出していたから、
その価格には納得がいかず、別の場所でタクシーをさがす。
年老いた運転手に声をかけると、メーターを倒して走るというので、
その車に乗って氹仔(タイパ)の臨時フェリーターミナルへ向かう。
着いてみると、臨時の名前の通り、
とりあえず作ってあります感が否めない簡素な施設。
でも利用客は少なくなく、
私たちが着いた時には香港へ移動するとおぼしき日本人団体客も
たくさん並んで待っていた。澳門機場もすぐそばなので、
日本から空路で澳門入りして船で香港へ行くもよし、
香港往復で途中澳門に来るもよし、ってな感じ。
噴射飛航のカウンターでチケットをもらおうと見ると、
隣に「粵通船務」の看板が。
シマッタ、日本語のサイトをチェックすると、
香港澳門のフェリー移動はみんな噴射飛航を紹介していたので
他の会社が運行している可能性を調べてみるのを忘れていたよ。
当初私たちはアウターハーバーのターミナルから乗船予定だった。
しかし、15時深圳発の飛行機に乗るのに12:30発の船では時間がギリギリ、
ヘタすれば搭乗手続きに間に合わない可能性もあった。
かといってその前は10:30で、時間を持て余してしまう。
そこで氹仔の12時発に乗ることにしたのだが、
こっちの会社なら11:30の便があって、
その方が安心して乗れる感じだった。
リサーチ不足でごめんなさい。
深圳機場へ向かう客はほとんどおらず、チケットにシールは貼られたが
実際には席なんて決まっていない状態で、船も赤いTurbo Jetではなく、
結構くたびれた船だった。
それでも機内では水のサービスと、エチケット袋や外国人用の入境カードの
配付など行われていた(他の飲み物は有料)。
出だし、思いのほか縦揺れが酷く、酔いそうになったが、
しばらくすると落ち着いて、何とかなった。
何も食べずに乗っていたのもいけなかったのだろう。
氹仔臨時フェリーターミナル周辺には食べ物を売る店が無い。
出境手続きを済ませた後の待合室にはジュースの自動販売機はあるが、
売店はない。
なので、ここを利用する際には事前に食べ物を買って来ておくのが正解。
(アウターハーバーにはレストランがある)
噴射飛航のサイトには、「航行時間約60分」と書いてあるが、
実際には走り始めてから80分はかかった。
私たちは時間ギリギリの移動をしているので
ナイアガラ氏が苛立って仕方ない。
深圳機場福永碼頭に着くと、入国審査。
そして外へ出ると、空港までの無料バスがあるのだが、
時間が悪ければタクシー利用になる。
タクシー運転手が客引きをする。
空港まで3Kmであることは事前に確認済み。
運転手はいきなり100元でどうだとふっかけてくる。
冗談じゃない。隣の運転手は「わしなら50元で行くよ」と言う。
ナイアガラ氏曰く、最初の価格が50元なら、まあ乗っても良かったが、
100元はあり得ない。
ちょうどタイミングよく3分ほどでバスが出るというので
私たちは迷わずバスに乗り、深圳機場へ。
上海から着いた時も広い空港だと思ったが、
出発側に立ってみて、ますますその広さを感じた。
とにかく大きい。
チケットに「T3(第3ターミナル)」と書かれてあったのも納得
と思いきや、実際に使われているのはT3しか無いとバスの運転手さんが
教えてくれた。へー、そうなんだ。
可愛いマスコットがお出迎え。
上海ー深圳の往復チケットは携程で購入した。
何の気無しに以前購入した際に登録したデータをそのまま使ったので、
ナイアガラ氏のチェックインの際にはパスポートの提示が求められた。
(出張用の国内線のチケットはナイアガラ公司の社員さんに買ってもらうから、
私が買う時はいつも国際線)
朝から飲み物とチョコレート以外は口にしていなかったので、
機内食が出ると知りつつも(ナイアガラ氏は行きの食事が不味かったので
機内食は手をつけないつもりらしい)、食事をすることに。
かといって時間はそんなに残っていないので、
パンでも買うかなと言っていたら目の前に蘭州拉面の店が。
最初、百数十元と言われ?となり、
よく聞くとセットメニューを勝手に注文されそうになっていた。
急いでいるから麺だけで良いと言うと、麺単品になったが、
1杯45元。高っ。こんな高い牛肉拉面、食べるの初めてやわ。
ちなみに牛肉は器の底にちっちゃなサイコロ状のものが沈んでいた。
麺もそんなに美味しくなかったし、
スープは化学調味料が入っているのではないかと思われ、
非常に残念な結果に。
ま、そういうこともあるよね。
チケットを買った時には往復共に同じ機種が運行するように
書かれてあったので、帰りの飛行機も狭くてイヤだなと思っていたが、
帰りはかなり新しい機体で、ピッチも前回より広く、
乗り心地は決して悪くなかった。
そして深圳航空の気に入ったところは、
離陸前の安全に関するビデオ、出演者が皆子どもなのだ。
乗客にとってあのビデオは退屈で仕方ないものだが、
非常時に関する内容は、何度見ても経験がないので、
実際に何かあってもその通りにできる保証が無い。
それゆえちゃんと観ておかなければならないものだ。
出演者が全員子どもであることで、注目されやすいそれは
大変効果がある、そう感じた。
飛行機は17:35、浦東機場到着というフライトだったが、
実際には17時前には着陸した。
ただ、着陸してから長々滑走路を走るので結局時間はかかり、
さらに驚いたことに、飛行機を降りてターミナルの中に入ったら、
そこは搭乗口で、これから登場するお客さんたちの中を歩いて
進んで行くという謎の状態。
空港では、安全検査の際にチケットと身分証、そして本人を確認して
荷物検査へ進むようになっていたが、これから出発する人と到着した人が
同じフロアを歩けるなら、搭乗口ですり替わっても
わからないんじゃないか、そんなことを考えてしまった。
(搭乗する際にはもう顔チェックは無いから)
そして出口までが長い、長い。
私たちは第2ターミナルの93番(だったと思う)のゲートから入った。
出口までがとてつもなく長くて、第1ターミナルで歩かされる距離とは
わけが違うと思った。
ナイアガラ氏ですら「関空の電車みたいなん、作らなあかんて」と
ぼやいていた。
無事に空港を出たら、リニアで龍陽路へ。
普段、帰りにリニアを使うことはほとんど無いが、
今回荷物が少ないのでリニアを利用。
この駅がまた私の不満いっぱいの場所で、旅客がメイン利用者なのに
エレベータが無い、待合スペースの案内が不親切で、
2つあるホームへ降りるための入口(エスカレータ)部分には
まともに並べるスペースもないから、係員がゲートを開けると
人が押し寄せるカタチになる。
いい加減改良する気はないのだろうか。
この国で一番の都市だと本当に思っているのなら、
そういう細かいところに配慮すべきだ。
リニアを降りたら2号線に乗り換え。
ナイアガラ氏はここからタクシーで帰ればいいと言っていたが、
私は龍陽路でタクシーを拾いたくなかった(面倒な運転手が結構な率で居る)。
それなら、会社に車を置いてあるから、
世紀大道まで乗ってそこから車で帰ろうと言うので、
世紀大道まで乗った。
が、改札を出る直前になって、
「このまま9号線に乗り換えて、会議行ってくるわ。
自分ここからタクシー乗って帰り」と、捨てられてしまう羽目に。
それやったら陸家嘴まで乗ってバスで帰ったやん、と文句を言うと、
「じゃあもう1回電車乗ったらええやん」と笑う。
ちゃうねん、世紀大道から乗る人多いから、
ここであらためて電車に乗るんは
ええ場所おさえられへんからイヤやねん。
まだ澳門にいる時に「帰りの飛行機は、夜の会議に行けるように
夕方着にしたんやけど、会議どうするん?」と聞いたら、
どうしようかなと返事を濁していたのに、結局行くんやん。
もう、腹立つわ〜。
でもまあ行ってらっしゃい。
私は改札を出て、おそらく今上海で一番静かなスタバなのではないかと
思われる、5号出口を出たところにあるスタバで休憩した後、
タクシーで家に帰った。
yuyusakuraさんに「澳門で食べられなかったから上海で
ポルトガル料理食べに行きたい」と短信を送り、
後日ポルトガル料理を食べに行く約束もとりつけた。
夕飯は、ナイアガラ氏が機内で食べなかった機内食。
機内食の持ち帰りは初めての経験でござる。
鞄の底で箱がひしゃげてしまったが、
行きと帰りでは箱のデザインが違っていた。
おやつや漬物、バナナ、お手拭き、スプーンなどが紙箱に。
行きの搾菜が結構美味しかった。帰りのこれは私には辛かった。
帰りは2種類のごはんがあって、どちらも米飯。
具が豚肉と鶏肉で、これは鶏肉。
隣の席の男性が選んだ豚肉がなかなか美味しそうだった。
行きは豚肉は麺で、鶏肉は米飯。鶏肉はカレー味でまあまあいけたが、
ナイアガラさんが選んだ豚肉の麺は、麺がいただけなかったようだった。
これで、3泊4日の香港ビザ更新旅行はおしまい。
今スグにでも澳門に行きたい私は、安いチケット探すかな〜。
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