上海燕樂堂

イツモココロニタイヨウヲ

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初詣

日付が変わって1月28日、春節がやって来た。
ナイアガラ家恒例の上海太清宮への初詣。

家から歩いて行けなくもないが、
途中まで車に乗って駐車スペースに車を置いてからてくてく歩く。

初詣2017−1

外環線内での爆竹・花火禁止が徹底していて、今年もとっても静か。

それでも陸家嘴のビル群は時間を延長してライトアップしているらしく、
遠くに上海中心と”栓抜き”が見える。

上海太清宮は歴史ある道觀で、
除夕から春節にかけての深夜の時間の拝観は、
毎年ものすごい人で、過去にちよちよのコートのフードが
誰かが持っていた松明のような線香の火で燃えたこともあったが、
ここ数年は参拝客が減っているように感じられる。

地方出身者の人はお里帰り中だし、
富裕層は海外旅行などで不在なのだろう。

昨年だったか一昨年からは、
迎財神のチケットとセットになっていたチケットが廃止され、
初詣は初詣だけのチケットになっている。

今年の運勢をみんなで見て、
ありがたいお言葉もいただく。

初詣2017−2

でも毎年読み解けないまま終わる……。

以前は帰りに麺をいただいていたが、
ナイアガラさんが椎茸を食べることをやめてしまったため、
今年から食べないという。
(え〜、楽しみにしていたのに)

仕方なく家で湯圓を食べることにして家路に着いた。

夜が明けて、毎年恒例の親族食事会のためみんなで淮海中路へ。
100歳を過ぎている大きいおばあちゃんは
年末に少しだけ入院したものの、とっても元気。
みんなで楽しいひとときを過ごした。

その後は、上海城隍廟へ。
毎年車椅子を買おうと言っても誰も同意してくれなかったが、
今年は勝手に買ったので、公公にはそれに座ってもらって
全員揃っての初詣(夜中の上海太清宮に公公は行かない)

車を停めるのに苦労したが、本来外来者の車は受け付けない
とあるオフィスビルで係の人に交渉して停めさせてもらった。
(もちろん交渉は私ではなくナイアガラさんがする)

初詣2017−3

わかってはいるものの、毎年狭いこの敷地内に人があふれ、
おまけにみんなお香を持っているから移動はキケンを伴う。

やっとの思いで外へ出て、上海老街を歩く。

初詣2017−4

みんなの頭に黄色い物体。

初詣2017−5

以前双葉の髪飾り(というか頭のてっぺんにつけるもの)が流行ったが、
今年は黄色い鶏を売り込んでいるらしい。

ちびっこがつけている分には可愛いのだが、
50代以上の女性の皆さんのそれはちょっと……。

ま、お正月だもんね。
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ゆったり除夕

除夕

今日は除夕(大晦日)。
本来なら二哥一家が来て、みんなで年夜飯となるところ、
今日から二哥一家は南京へ旅行だとかで
急にゆうべ俏江南に呼ばれて食事会だったので、
今晩は私たちだけでおでんメインの夕飯をとった。

その後、いつもなら公公と二哥一家が洋居間でテレビを観るから
私たちはそれぞれ自分の部屋で初詣までの時間を過ごすところ、
ナイアガラさんが畳居間でおもむろにお茶を淹れ始め、
みんなを召集して春聯を観ながらのお茶会に。

秋に買った鉄瓶で湯を用意し、
友人からもらった湯臣一品のお茶を振る舞う。
とってもゴキゲンな様子。

彼の中では2年後にはまたみんな揃ってこんな時間が過ごせると
信じているのだろうけれど、ちよちよが何年日本で働くかについては、
頭ごなしに規制しないでやって欲しいと切に願うワタクシ。

けびがずいぶん大人になって(って、26歳は大人やね)、
父親の望む通りに仕事をしようと動いていることが、
家の中に暖かい風を送ってくれている。
父娘の間のわだかまりを解こうとがんばってくれているのも
頼もしいかぎり。

2017年は、
けびのMaster取得、ちよちよの就業開始と大きな節目がやってくる。
それでも穏やかに、みんな健康で過ごせればいいなと思う。
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ナツカシノヤキソバ

昨日こさっちーと夜デエトをしていた時、
私がサッポロ一番塩らーめんが好きと話したところから
インスタント袋麺の話題になり、
彼女が日清焼きそばが大好きで、
それも具無しで麺だけで食べるのが美味しいと言ったことで
盛り上がりは最高潮に。

で、スグに調子にのってしまうワタクシは、
策にまんまとはめられ(いや、こさっちーは私をはめてはいない)
ちゃっかり今朝、食材宅配の注文時にカートに入れたのだった。

1袋13元(約235円)もしたけれど、これで一食だと考えると、
贅沢ちゃうやん!と、問題すり替えに見事成功、
こさっちーに軽く自慢して、明日の昼食にすると宣言した。

午後、食材の配達があり、
わーい!焼きそばがやってきた〜!

日清焼きそば1

そして夜。
公公に山芋粥を作ったが私はお粥を食べないので、
ちゃっかり夕飯にこの焼きそばを!

日清焼きそば2

冷蔵庫には野菜もお肉も卵も入っているが、
もちろん具は一切無しで、麺だけで勝負!(誰と?)

おおおおお〜!
コレ、コレやん。
青のりええ仕事してはるし。
嬉しいなあ。

生麺で作る焼きそばは、キャベツがたっぷり入っている方が好き。
でも、この焼きそばは、青のりだけが好き。

青のりだけ派の人、こさっちーと私以外にも
きっといるに違いない。ひっひっひ。

美味しかった〜。
ごちそうさまでした。

*おまけ
袋にさりげなく可愛いキャラが描かれてあった。
ロボットコンロ チリチリ」って言うらしい。
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東京カリー揚げ餅

東京カリー揚げ餅

互人多の定例会に遅刻して行ったら(ごめんなさい)、
テーブルの上で美味しいにほひが。

東京カリー揚げ餅

美味しいお土産アリガトウ。
揚げ餅の食感がちょうどイイ感じで、
口の中いっぱいに広がる香りと、
最後にピリッと来る感じもたまらない。
これはやめられない、とまらないだよ〜。
私もお土産に使わせてもらおう!

ってなことで早速注文してしまったよん。
父へのお供えに1箱、弟と妹のところにそれぞれ1箱……、
ってな調子でそこそこの量になったので、
また母に「またなーんかいっぱい買うて」って
言われるのは必至。ま、ええやんね。

Amazonからは「こちら」で。
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mt x JINS

昨晩、ベッドの上にポンと置いておいたメガネをかけたら、
鼻の右側に痛みが走った。
よく見ると、右の鼻あてが無くなっていた。

あたりを見回すも鼻あては見つからず、
諦めてそのまま寝た。

実は最初に作った老眼鏡も右の鼻あてが外れてしまって、
こちらはメガネを作ったのが眼鏡屋さんではなかったため、
修理しないままになっている。
昨夏作ったメガネは微妙に疲れるので、
どうしてもという時にしか使っていないし、
今かけているメガネは見る距離によって使い辛くなって来ていたので、
思いきって新調することにした。

春澤クリニックからの帰り、MUJIでセールに出ていた日本の雑誌を
しこたま買い込んでしまったため、
いったん帰宅して荷物を置いてからバスで陸家嘴のJINSまで。

水曜日に梅龍鎮伊勢丹の店舗で見かけた
mtとのコラボメガネが気になっていたのだ。

ボタニカルアート柄のくすんだピンクのモデル
可愛いと思ったものの、かけてみると顔がくすむので諦めて、
濃い色のものをあれこれ試してみる。

赤いものも可愛かったが、
鳥柄好きの私には珍しくテープの柄が気に入らず、
結局この子に決定!

mt x JINS1
「鼻あてが壊れちゃってね、度数もちょっと辛くなって来てたから
新しいの作りに来たの」と言うと、
今かけているメガネもJINSのものだったので、
無料で鼻あてを交換してくれた。

mt x JINS2

紙袋は可愛いと思ったが、同じ柄のメガネ拭きは、
印刷の加減かあまり良いなとは思わなかった(ごめんよ〜)

るんるん気分で帰宅して、早速かけてみる。
わーい、ええ感じやん。

ええ感じやん。

……ええ感じやけど、2時間ほどして左耳のところちょっと痛い。
そうやん、お姉さんフレームの調整してくれへんかった。
私も完全に忘れてた。
次出かけた時に直してもらわなあかんね。
それまでどないしよ、前のメガネかける?どうする?
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上海大世界

大世界20170113
浦西から455で浦東へ帰る度に気になっていた大世界。
少し前から夜ライトアップされるようになった。

バスの中からは撮れなかったが、
今日はタクシーに乗った上に、隧道までの道が混んでいたので、
信号待ちをしていた時におもむろに窓をあけてパチリ。
(運転手さん、驚かせてごめんね)

その昔、この中に入ったことが数回あった。
次はいつ入れるかな〜と思ったら、
どうも3月にはオープンする模様。

上海大世界試運行網易新聞

中の様子はこちらでどうぞ。
”稀奇好白相”:立足于非遺伝承,百年哈哈鏡重現上海大世界網易新聞

「好白相(ホーヴァシャン)」は上海語で「おもろい」、
普通話なら「好玩(hǎo wán )」、
「大世界(Dà shì jiè )」は上海語の発音では「ダスカ」。
久々に脳内に素直に上海語の音が甦ってくる〜。

「哈哈鏡」もグレードアップするらしいし、
懐かしくて新しい。楽しみやわ〜。
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冬虫夏草タバコ

ゆうべナイアガラさんがお茶とタバコをもらって帰って来た。
しかし、本人はタバコをもらったとはわかっていなかった。
というのも、箱にでかでかと「冬虫夏草」と書いてあったからだった。

冬虫夏草タバコ
いや、タバコって書いてあるよ。

あ、ほんまや。

調べてみると、このタバコ、
健康を害すると言われるタバコでありながら、
体に良いとされる冬虫夏草が配合されているという
矛盾するブツであるだけでなく、
会社の名前もなかなか不思議。

内蒙古昆明巻煙有限責任公司

内蒙古と昆明が社名で同居しているってどゆこと?

あいにく公式サイトは今クローズしてしまっているが、
百度百科に会社の紹介があった。

内蒙古昆明巻煙有限責任公司(百度百科)

ネットでこのタバコを吸ったことがある人たちのコメントを見ると、
ミルクのような甘い香りがほのかにするらしいのだが、
ナイアガラさんはこのタバコをそのまま誰かにあげてしまうつもりなので、
彼の感想を聞くことはできないらしい。
ちなみに1カートン600元で売買されている模様。
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ともしびプロジェクト

Kaosanに誘ってもらって
1月のともしびプロジェクトへ参加してきた。

東日本大震災が起きた3月11日にちなみ、
毎月11日に集まりを開いてみんなでキャンドルを作り、
それを灯して祈る、ワークショップが開催されている。

ともしびプロジェクト2
使用する材料は、「KONECN(こねキャン)」という
手でこねて作るキャンドルのキット。

ともしびプロジェクト1
会場内が暗めだったので
写真がきれいに撮れていない(フラッシュたけよ、私)が、可愛い。

今日うかがったお話によると、
最も活動がさかんなのは上海なのだそうで、
毎月さまざまなテーマを設定してワークショップを
開催されているそうだ。

今回は、上海なでしこさんによる二胡アンサンブル演奏、
ともしびプロジェクト上海の活動の歴史、
メンバーの野村さんが本帰国されるということで
野村さんのお話をうかがうなどなど
キャンドルを作りながら盛りだくさんの内容で
ひとときを過ごした。

ともしびプロジェクト3
私はといえば、何を作るか思い浮かばず、
ただただ手を動かしながら謎の物体を作り上げた。

ともしびプロジェクト4
みんなのキャンドルを並べ、点灯。

ともしびプロジェクト5
1分間の黙祷の後、今回は野村さんに火を消していただいた。
皆の祈りが、その場の空気が一つになった。

3月11日は大阪の父の命日(震災とは無関係です。念のため)
あの震災から丸6年、父が亡くなって3年、
月日の経つのは本当にはやいものだ。

会の途中、JWNの3月のイベントの紹介がされた。
その時に画面に大きくマークが表示されているのを見て、
あれを描いた頃のことがいろいろ懐かしく思い出された。

そう、とても昔のことのようにも思えるが、
まだ6年しか経っていないともいえる。
この震災の後も日本を含め世界各地で大きな地震が発生し、
いずこも被災された方々の生活は安心できるものになったとは言い難い。

私の中での地震はやはり自身が経験した阪神淡路大震災。
自らを被災者と呼ぶにはあまりにも……と
毎年どこかに書いていたように思うが、22年経つ今も
あの日のこと、あれからしばらくの間の何とも言えない緊張感、
そして自分の住まいを軸に東と西とで生活に大きな違いがあったことを
忘れることはできない。

とりたてて大きなことや、人を動かすことはできないが、
忘れないことと祈ることは続けることができる。

できることを、できるときに、できるだけ。
あらためてそう思った夜だった。
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