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外籍人员子女学校不得招收境内中国公民子女

2014.01.22 Wednesday | 教育関連

昨年の終わりに『新民晩報』の1年分の購読券をもらったので、
今年1月1日から久々に新聞を読んでいる私です。

さて、その『新民晩報』の2014年1月16日付A10面の記事から。

外籍人员子女学校不得招收境内中国公民子女

  市教委昨天就进一步加强本市外籍人员子女学校管理工作发出通知,
强调此类学校不得招收境内中国公民的子女入学。
  市教委表示,外籍人员子女学校主要招收在本市合法工作并居留的
外籍人员随行子女,也可适当招收在本市合法工作并居留的香港特别行政区、
澳门特别行政区和台湾地区居民的随行子女。各外籍人员子女补习中心、
纳入本市外籍人员子女学校管理范围的本地学校国际部也将参照上述
有关规定执行。

                      新民晚报(记者 陆梓华)

この記事そのものは、私たち外国籍の人間には関係の無い話なんですが、
各外籍人员子女补习中心、纳入本市外籍人员子女学校管理范围的
本地学校国际部也将参照上述有关规定执行。

という最後の部分が気になりました。

外国籍の子どもたちの「補習センター」の範囲がどのあたりまでを
さすのかがよくわかりませんが、『上海教育』の中にある
在沪外籍人员子女学校名录 』によれば、日系の「塾」も
この「补习中心」にあたります。
将来的にはこのことで不都合が生じてくる人も
いるのではないかと思ったのが一点。

そしてもう一点は、これだけ「中国公民子女」受け入れに関する管理を
厳しくしてきたということは、その逆もまたしかりで、
「現地校」での外国籍子女の受け入れに関する規定や管理も
今までよりも一歩進んだものになるのではないかということです。

外国籍子女を受け入れる資格を持っている学校の中でも、
数年前から「棲み分け」が進められ、
国際部や国際班などというカタチで中国籍の子どもたちと
机を並べて学ぶ機会が減らされてきているように見受けられます。

その「棲み分け」をどう考えるかは、それぞれの受け止め方によって
異なると思いますが、複数の国籍や他国のグリーンカードなどを持たない
ハーフの子どもを持つ親にとっては、今後の管理方法の動向が
気になるところなのではないでしょうか。

また、『上海教育』には2014年1月15日付で、
このような記事が掲載されていました。

【本市外籍人员子女学校需设立董事会】本市将加强本市外籍人员子女学校管理。
从2月10日起,学校应按规定设立董事会,建立健全董事会议事规则;新教材
须在新学年开学前3个月内备案;学费须全额存入学校学费专用存款账户。
此外,学校不得招收境内中国公民的子女入学。

          『上海教育』新聞中心 信息速逓 2014年1月15日

この「董事会(dǒng shì huì)」という言葉、
カンタンなようで説明が難しいものの一つに挙げられるのではないかと
いつも思うのですが、最高意思決定機関とでも言えばよいでしょうか。
その「董事会」を設立することや、「董事会」の規則の制定、
新教材導入は新学年が始まる3か月前にはその登録(記録)が
済まされていること、学費は学費専用の口座にすべて納められるように
することなどの管理が強化されるとあります。

これまでそれらがなされていなかった学校があるのかどうか知りませんが、
前出の『在沪外籍人员子女学校名录 』によれば、
上海中学国際部や、進才中学国際部など、
一部現地高校に附属している国際部もこれに該当するようです。
こちらも今後の動向が注目されるところだと思います。
author : 二姐 | - | -