電暖宝
2005.12.19 Monday | 旧老婆生活指南 > 生活用品 > 冬対策
上海の冬はとにかく寒い。
最近でこそ「外壁に断熱材入り」をうたう物件も出てきたが
わざわざそううたっていることこそが
「一般は入っていませんよ」ということを表している。
南からまともに陽射しを浴びることができる部屋は
お天気の日には温室のように心地良いが、
それ以外の部屋は言うまでもない。
今はエアコンが普及していて
多くの家庭に設置されているが
夏はともかく、冬は空気が乾燥するし、
頭ばかりのぼせてきてあまりよいことがないので
なるたけ使いたくない。
ここで決しておしゃれではないが大変実用的だと思われるものは、
1.毛糸と綿で作ったスリッパ
我が家の場合は阿婆特製のスリッパがあり、
いったんこれを履いてしまうと、脱いだ時に
「めちゃくちゃ寒い!」と思うぐらいぬくぬく
2.取暖器
ハロゲンタイプのやつだとかストーブみたいなのだとか
いろいろありますな
3.湯たんぽ
超原始的だが、これは本当に役に立つ
3.の湯たんぽ、例年はゴムタイプのものに湯を入れて使っていたが、
部屋にヒーターを入れている時に湯を準備するのはとても辛い。
そこで今年はコレを購入して使ってみることにした。
そもそもは、娘の学校に暖房が入らない(ことは上海の公立では普通の話)のに
一時的に氷点下に気温が下がり寒い日が続いたことから
自分で湯を用意しなくても使える、ということで1つ購入したのだが、
ことのほか便利なので家にも1つ買ってみることにした。
使い方はいたって簡単。
1.湯たんぽについているプラグ差し込み口のカバーをはずす
この写真ではすでにコードを差してしまっているのでわからないが
ハート型の差込口があってそこにプラスチックのカバーがついているのだ。
2.付属のコードをセットし、コンセントに差し込む
だいたい待つこと5分(実際にはそんなにかからない)
3.プラグについているランプがきれたらコンセントから抜き、
プラグをはずしてカバーをつけて、はいできあがり
メーカーにもよるけれど、だいたい80℃程度になった時点で
勝手に充電加熱をやめるように設定されているから
差し込んだら加熱が終わるまで他の用事をしていてもかまわない、という
ぐうたらな私には大変親切な商品。
これを布団に入れて眠れば、朝まであったかいし、
腰や足、ちょっと使いにくいけれど肩などにあてれば
ホットパックのかわりにもなって、なかなか使えるヤツなのだ。
説明書には最初に自分で水を入れなければならないように
書いてあるけれど、工場から出荷される時点でもう注入済みであるものが
ほとんどなので、水を入れる必要もない。
まちなかには
ドラえもんやキティちゃんなどのキャラクターものも出回っているけれど、
もちろんこれは正規の方法で絵を使用しているわけではないはずなので
画像としてはかわいいんだけど、我が家で使用中のコレでご勘弁を。
娘に購入したものは、
プラグがもう少し立派になっていて、はさみこむような形でセットして
湯たんぽが直接床にあたらないようになっていた。
世紀聯華で29元。
写真のものは、
道ばたでおばあちゃんから購入したもので、12元。
おばあちゃんによればこの12元の製品のメーカーである
「中非電器(寧波の企業)」はいいメーカーらしい。
これから晴れ間がみえない日が増える上海、
今から購入しても十分活用できるのでぜひおためしあれ。
author : 二姐 | - | -