シャンハイクラシノテチョウ

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出租汽車揚招点/候客站

2004.01.20 Tuesday | 旧*tsubameのめ* > おもしろいもの

20年近くも前の上海では、流しのタクシーはいなくって、
初めて上海の街を歩いていた時、どうして車が停まってくれないのか、
とても悩みました。

今はいつでもどこでも停まってくれるので便利になりましたが、
道路が整備されるのと比例するかのように増え続ける自家用車とタクシー。
混雑はどうやっても避けられそうにありません。

そのため、交通量が多く、タシー利用者の多い道路には、
タクシーに乗るためのポイント(出租車揚招点/候客站)が
設置されるようになりました。

taxi1
無秩序にタクシーを停車させることは
ますますの渋滞や事故を引き起こすことに
なりかねないからでしょう。

私が毎日歩いている淮海中路などは、
公安さんがあちこちに立っていて
そのポイント以外で客を乗せようとする車を
チェックしていたりするので、
必死に手を挙げて待っていても、
「揚招点」では無い、との理由で それはある意味良いことですが、この「揚招点」まだまだ多くはありません。

そんな「揚招点」の中でも珍しいものをみつけたので
今回はまずそれをご紹介します。

通常の「揚招点」の看板は他の道路標識と同じ青地に白文字ですが、
これは全体が黄色くて、屋根があり、
腰をかけることのできる場所があります。

taxi2taxi3
端っこについている「按(押す)」のボタンを押すと
てっぺんにあるライト(叫車灯)が点灯し、
夜でも乗客が待っていることがわかりタクシーが来てくれるという
仕組みになっています。

2003年9月時点ではまだわずかしかありませんが、
これを設置していくことによって市の主要な商業中心地が抱えている
「タクシーを呼びにくい」「上下車(停車)しにくい」問題を解決すべく
改良に取り組んでいるそうです。

今後は「電調服務中心」を設立して、
ボタンを押せばこの電調中心を介してスムーズに
需要と供給のバランスをはかっていける仕組みにしていく計画も
あるそうです。
青色看板も樹の影になって見えなかったりするので
設置場所には工夫が欲しいところですね。

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2004/09追記:

この乗り場、淮海路だけでなく、街のあちこちに登場しています。
浦東でも数多く見られるようになりました。
author : 二姐 | - | trackbacks (0)

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