上海燕樂堂

イツモココロニタイヨウヲ

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ヤスミンのおやつセット

ヤスミンのおやつセット

先日ヤマキタセンセイが来滬された際にいただいた
おやつのおすそわけセット。

以前にもいただいたことのある、
徳島の美味しいおやつイルローザの「徳島酪菓マンマローザ
今回は「京抹茶のマンマローザ
大変濃厚なミルク餡に抹茶がええ感じ。

後ろのジャムののったクッキーは、
伊勢丹新宿店北欧菓子専門店「Fika」の
「ハッロングロットル」
アプリコットとラズベリーのジャムの色が愛らしい。

見覚えのあるNのマークに渋い色の包みは、
nespressoのチョコレート。
作ってるのってコーヒーだけじゃないんだ。
2枚いただいて、写真を撮る前にさっさと1枚食べちゃったよん。

そしてそしてこれらは、
ハッロングロットルの期間限定「goen゚ plant planet」のボックスに
入れていただいてあったのねん。

ハッロングロットルの箱

ちょっと(蓋に)クッキーの油がついてしまったケレドと
笑いながらくださったその箱を見ながら、
どこでパッケージマニアだとバレていたのだろうなんてことを思う。
早速プラバン試作品入れに使ってるし。

自分でおやつを買って食べるということがなかなかないので、
こうして美味しいおしゃれなものを口にする機会があるのは
大変勉強になるのでゴザイマス。

ゴチソウサマデシタ。
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現実問題として

今日は、プラバン・ラボのラボ長とK研究員が「休日出勤」で勤務中。

私は家をあけられないので、午後から少し商品開発を。

プリンタ用のプラバンでピアスを作ることをイメージしながら、
お好みパパの絵と昔ニッキか何かで使うために描いたおにぎりを
サイズ調整して作ってみた。

プラバン20150530-1

しまった、ちょっと大きかった。

ムスメには「誰がおにぎりなんて欲しいの?」と呆れられてしまうし、
これはどうしたものか。

上海の家屋の壁は押しピンがさせないので、
押しピンを作るというのもダメ。

微信でK研究員に「マグネットは?」と提案してもらったが、
マグネットとして利用するには小さすぎる。
(写真の大きなプレートはマグネットにできるけれど)

部屋の中を見渡して、思いついたのは……、

プラバン20150530-2

クリップにすること。

そうだ、黄金城道のバザーの時にプラバンの試作をみせたら
まりんちゃんがクリップを提案してくれていたっけ。

で、接着はしないで、クリップの上にのっけて写真を撮ってみた。
可愛いやん。

でも、売れない……。

淘宝網でいろんな飾りのついたクリップが格安で売られている。
同じような価格に設定すれば大赤字、
採算がとれる価格にするとなると、とても売れない。

趣味で作ることと、それなりに収益を上げることとが
イコールで繋がるものにしようと思うと、いろいろあるね。
いろいろあるさ。
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耳付カップのシアワセ

HAPPY CLAYの耳付カップ2

久しぶりに土曜の朝ゆっくりできたので、
ナイアガラさんにコーヒー牛乳と香蕉飛餅を出したついでに、
私も同じものを。

私のコーヒーは出がらしだったけどね、ひひひ。
それでもカップが違うだけで気分が違うよね。

牛心が引っ越しした後、東湖路へ出かけることもなくなったので、
まだ一度も足を踏み入れていないHAPPY CLAYさん。
すごく気になっていたけれど、行くと要らないものまで買って帰りそうで
こわかったから、STUDIO 588さんに少しだけ置いてあるという状態は
ちょうど良い感じ。
28日のWSは荷物が少なかったので、カップを買って帰ったのだ。

HAPPY CLAYの耳付カップ1

お昼はお昼で、プチトマトをカットしてバルサミコ酢に漬けたものを
盛りつけてみる。こちらのカップは色違い。
大葉を細かく刻んでのっけてみたら、色もきれい。
なんかおされ〜。

我が家ではこういう洒落た感じを全く求められていないため、
時々悪あがきするとムスメに苦笑いされる。

ええやんね。
小鉢を気に入ったものにするだけでシアワセ気分倍増なんだから。

HAPPY CLAYの耳付カップ3

WSのたびに1脚ずつ買い足すかなと思ったり。それはまだ思案中。
そんなことを考えるのもまた楽し、ってことで。
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祝労働節快楽!

ひとやすみ、の労働節

世の中は労働節でお休み。

ナイアガラさんは杭州へ、ムスメは朝から魯班路へ。
公公は午前中に散歩を済ませ、昼食後はお昼寝タイム。

昼下がりの静かな時間。
私もちょいとひといきつこう。

ひといき、ひといき、ひといき……。

なーんか「ひといき」ぢゃなくなってるっぽいねんけど。

やりかけの大掃除はどないしますのん、ひひひひひ。

梅の花ライン

今朝、今日は配達に来ないだろうと思っていた快逓のお兄ちゃんが
荷物を持って来てくれた。

食品宅配の業者さんも配達に来てくれた。

そう、今日は祝日だけど、休みじゃない人もたくさんいる。
アリガトウゴザイマス。

そしてすべての人へ、祝労働節快楽!
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私もHAPPY SWAN DAYを祝いたい

ロチャ王国私設ミュージアム入場券

先日、『THE KINGDOM OF ROCHAMATES』のグッズを買ったら、
こんなステキなチケットをいただいた。

Ex.MINISTER of LABOUR'S PRIVATE COLLECTION
(ロチャ王国私設ミュージアム 元労働大臣の私物コレクション)

写真のチケットそのものは架空のミュージアムチケットなので
実際にはこれでは入場できないが、このミュージアムが
SICF16』の会場で再現される。

関東方面の方はぜひぜひに。

梅の花ライン

SICF16
 (第16回 スパイラル・インディペンデント・クリエーターズ・フェスティバル)
会期:
   A日程:2015年5月2日(土)-3日(日)11:00 - 19:00
   B日程:2015年5月4日(月)-5日(火)11:00 - 19:00
   ※THE KINGDOM OF ROCHAMATESはB日程、ブースNo.4
会場
スパイラルホール(スパイラル3F)
 〒107-0062東京都港区南青山5-6-23
 東京メトロ銀座線・千代田線・半蔵門線「表参道」駅B1、B3出口すぐ
 ・アクセスマップ
入場料:一般700円/学生500円
  ※入場チケットの半券持参で2日目以降は300円で入場可
  ※中学生以下は入場無料

がるるるる〜、私も「HAPPY SWAN DAY」を祝いたかった〜。

梅の花ライン

ちなみに、ワタクシのロチャ王国コレクションはこちら。

私のロチャ王国コレクション
(額はHOBBYRA HOBBYREではるか昔に買ったものなので付属しません)

互人多アセンブリ当日の朝に受け取ったので、
このブローチはアセンブリの時にすでにつけていたりした〜。

Yのブローチ

ロチャ王国のジェントルマンズスイミングクラブの
ジェントルマンたちが編み出した「アルファベット体操」のブローチ
どの体操のカタチも心惹かれるものがあったが、
やはりそこは名前の「Y」を。

同じようにすっかり魅了されて虜になってしまった
P!-mamaちゃんもブローチを注文したそうなので、
見せてもらうのが楽しみなり。

オンラインショップはこちら。
*Creemaでのおみせはコチラ
*iichiでのおみせはコチラ
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2014年度互人多アセンブリ終了[3]

フォー

フォー(ベトナムのお米のうどん)。
以前どこかで食べたフォーが美味しくなくて、
よほどのことがないかぎりフォーは食べないのだが、
このフォーはオススメ。
麺の食感はもちろんのこと、スープが美味しい。

タピオカのココナッツミルク

そしてデザート。南国フルーツとタピオカのココナッツミルク
甘いけれどさっぱりとした口あたり。

食後のドリンクはアイスティーをお願いしたのだけれど、
せっかくだからコーヒーにしておけばよかったかな。

岡本さんは厨房でスタッフの皆さんとフル回転で、
美味しいお料理のお礼を皆さんの前で伝えたかったが
残念ながらそれは叶わなかった。
ので、活動報告の記事の中に写真を入れてみちゃった。

いつもニコニコ岡本さん。
月に一度は大阪の店へ出向き、
今月はいよいよ念願のホーチミンでの開業のためベトナムへ、と
忙しくされているようだが、
上海も大切にされている様子が、アセンブリ後お話してみてよくわかった。
ますますのご活躍を。

話は前後するが、デザートが出て来る少し前あたりかな、
葉先生のミニ中医セミナーがスタート。

参加者の皆さんのために玫瑰山药泥(バラ山芋団子)を作ってくださって、
山芋のお話をされるのだなということはわかっていたが、
会場に衝撃が走る(は、大げさすぎる?)ほどの意外な話からスタート。
(でも夜ムスメに話したら「知ってたよ」とさらっと言われてしまった……)

写真を撮るのに集中していて、話をほとんど聞けなかったと話したら、
持って来られていたメモを「あげる」とくださったので、
後日クラシノテチョウにまとめることにしよう。

会の最後は、二胡奏者の潘麗さんが特別に『East Meets West』を
演奏してくださった。
いつも互人多を応援してくださっている大切な存在の一人。
音響設備が整っていない場所でもこうして気さくに演奏してくださる。

互人多に限らず、いろいろな活動に関わるたびに
人と人とのつながり、その手の、心のぬくもりの大切さ、
ありがたさを痛感する。
まだまだ世の中捨てたもんじゃないよね。

2014年度、ありがとうございました。
2015年度、今年もどうぞよろしくお願いします。
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2014年度互人多アセンブリ終了[2]

2014年度アセンブリ報告の様子
(写真提供:きみちゃん/報告しているというより熱唱中というカンジ。ひひひ)

これまでアセンブリに出席したことのない私が、
いきなり活動報告のpptを作り、報告もすることになって、
どこにどうポイントを置いて話そうか定まらないまま当日を迎えた。
持ち時間の10分には浦東の報告も入っている。
どんなに長くなっても8分で話を終えたいと思うものの、
今朝試しに時計を見ながら喋ってみたらとても10分ではおさまらない計算。
まずいなー。
細かい話はサイトを見てもらうのがいい。
とにかく、
・バザーや屋外でのイベントなどは、私たち外国人だけではカンタンに
 開催することができないが、地元の居委会などのつながりのおかげで
 動くことができることへの感謝
・中国人のお客さんのお買い物
・日本人学校の高校生ボランティア
・単純に希望工程を通してお金を寄付するということだけでなく、
 さまざまなカタチで小さな日中交流の機会があること
・アクセサリー講座が大盛況だったこと
・手作り会の皆さんへの感謝
を話せたらいいなと思って行った。

結局は、途中で一つ話が飛んでしまって頭が真っ白になり、
ぐだぐだな状態で浦東の報告へバトンタッチしてしまったが、
伝えたいと思ったことのすべては、
他の報告のところでみんなが話していたので、
そうだよね〜、わざわざ入れようと思わなくても良かったよね〜と
ホッと一息。

無事に報告会が終わって次は交流会。
美味しいベトナム料理をいただきますのよ。
ゴイクン

まずはゴイクン
今回は果菜村さんから食材を提供していただいた有機野菜の生春巻き。
果菜村の中村さんとは私自身も長くおつきあいさせていただいているが、
互人多のメンバーとも長く、
何かあればよく野菜を提供してくださる。
今回も「宣伝みたいになってご迷惑おかけしませんかね」と
気にされながらも、この食材の他に「サプライズ」として
朝採りたてのサニーレタスを1袋ずつ
参加者の皆さんにプレゼントしてくださった。

そして、参加者の皆さんにお話するのをすっかり忘れてしまっていたが、
アンゴンで使用しているライスペーパーは、こだわりの一品。
せっかく勉強させてもらっていたのに、帰りの地下鉄で思い出して猛省。
伊勢丹第3回ベトナム料理講座

うーん、野菜もライスペーパーも、んまんま。

チャーゾー

続いてはチャーゾー(揚げ春巻き)。
揚げ春巻きをレタスに包んでパクッとね。
写真一番手前にあるえびせんは、次に登場する青いパパイヤのサラダを
のっけて食べるんだって。

青いパパイヤのサラダ

青いパパイヤのサラダは、さきほどのえびせんにのっけて。
シャキシャキして美味しい。久しぶりに食べたえびせんも美味しい。

ココナッツカレー

続いてはチキンのココナッツカレー&フランスパン

中華料理だけでなくフランス料理の影響も受けているということで、
カレーにフランスパンという組み合わせも不思議ではないのかも。
器のカレーをパンできれいに拭いて、パンも美味しくイタダキマシタ。
唐辛子などの辛さが苦手な私にも美味しくいただける
ココナッツの甘さが嬉しいカレー。チキンだけでなく野菜もごろごろ。
中に出汁取りのために入っていたのかお魚も。

空芯菜のにんにく炒め

空芯菜のにんにく炒めは、おなじみのメニュー。
家で炒めるとこんないい感じには仕上がらないんだな……。

海老のマヨチリソース

海老のマヨチリソース
これが登場した頃からちょっとバタバタし始めて、
一切れいただいたのに、あまり記憶が無いという……(ゴメンナサイ)。

まだまだ料理は続くのだ。
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2014年度互人多アセンブリ終了[1]

お天気に恵まれて、ちょーっと汗ばむ陽気やんという中、
互人多の2014年度アセンブリ、無事終了。
報告記事はコチラでどうぞ。
2014年度互人多アセンブリ~報告と交流会〜

活動報告記事としては載せづらい話を
お知らせブログ
に書こうと思ったものの、
うだ話になりかねないので、ならば最初からうだうだしている自分の家で
書けばええやんね、というわけで、ここからは非公式アセンブリ話。

ベトナム料理アンゴン店内

会場のアンゴンさん。
アセンブリ用にテーブルをセッティングしていただいた。

今朝は、時間に正確な地下鉄利用で会場へ向かうか、
時間が読めないけれどチカラを温存できるタクシー利用にするか、
前日の夜まで悩んだが、女の子の日最終日に倒れるという失態を
過去に何度かやらかしているので、今回はタクシーで。
朝のラッシュアワーに乗るので時間は倍の1時間を想定。

前日のうちに予約を入れようと、夜「滴滴打車」で予約を試みますが、
よく考えてみれば、夜遅くに走っている運転手さんは朝の8時半には
もう上がりの時間。全く応答してくれず。
ムスメに「大衆(タクシー)に電話予約すればいいのに」と言われたものの、
朝もう一度挑戦することにしていったん就寝。

そして今朝。
6時半に予約がとれて、8時半に家まで来てくれることになっていたのに、
なんと8時15分にドタキャンされる非常事態。
「あかん、時間に間に合わへんからキャンセルするわ。他の車とって」
(脳内変換は常に大阪弁)

いや、この時間車とられへんから、わざわざ予約したんやん。
こんな時間にキャンセルって、予約の意味あらへんやん。

「いや、ほんまに間に合わへんねん。車なんぼでもとれるって。な」

おっちゃん、せめて「ごめん」言うてーよー。

横で夫が「駅まで送ったるから、地下鉄乗りーよ」と言ってくれるも、
彼が送ってくれる先は世紀大道なので断ってあらためて
「滴滴打車」にアクセスする。

幸いすぐに乗ることができて出発したが、この時間は昌邑路が大渋滞。
運転手さんはこの時間にここを通ったことがないのか、
なぜこんなに混むのかと驚いている。

当初は人民路隧道を通る予定だったが、
入口まで行くのに1時間近くかかりそうなので復興路隧道へまわってもらう。

トンネルそのものはすいていたが、
延安高架路入口までの道が詰まっている。

まあ、これも想定内。
だが、今なら南京東路駅へ行ってもらって
そこから10号線に乗ることもできる。
今のところ体調はいい。満員電車も何とかがんばれそうだ。
どうする?私。

ギリギリまで迷うも、このままGO!にかける。

延安高架路の入口がすいている。
これはいけるぞ!

驚くことに、今日はなぜかまーったく詰まるところがなく、
タクシーはぐんぐんスピードを速めて西へと向かう。

これまでの遅れを取り戻すかのように走り、
無事集合時間ギリギリに到着。ヨカッタ。
運転手さんは「まさか1時間もかかるとは思わなかったな」と
苦笑いしていたが、浦東大道と延安東路隧道西行きの封鎖以来
こんなことは日常茶飯事。とにかく無事につけてくれてアリガトウ。

店内ではすでにみんながセッティング中。
私は出番がないので、空の会場の様子を撮影したり、
いくつかの事項の確認をしたり。

アセンブリ手作り品販売1

アセンブリ手作り品販売2
(右:手作り石けん。今年度も石けん作り会アリマス。中央:大人気の鍋つかみ)

アセンブリ手作り品販売3
(本日デビュー!シンプル可愛いティーコゼー)

そのうち大問題発生!
突然、PCのデータがプロジェクタに反映されず、
画面がスクリーンに映し出されなくなってしまった。

何が問題なのかさっぱりわからず、
みんなが思いつくままその動作を試してみるも埒が明かない。
受付開始の時間になるというのにどうする??

時間が迫っているので代替機を用意すべくみんな走る。
ありがたいことにちゃんと助けてくださる方がいらっしゃる。
何とか無事に会を始めることができる運びに。ありがとうございます。

こうして一瞬のドタバタ劇があったものの、
アセンブリは無事に始まったのでR。
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何の日やったんかな

交流展初日、原田さんにお会いできたことに満足して
そのまま会場をあとにしてしまったが、
夜になって、1年以上さぼりっぱなしになっていたimaでの
記事にしようと思った。

しかし、作品展示している部分を一切撮らなかったため、
ちょうどよい写真が無い。

そこでもう一度上海大学へ行くかどうか悩む。
私が書こうと書くまいと、大きな変化は無いだろう。
暇を持て余しているわけでもあるまいし、遠くまで出かけてどうするん。
そこはもう諦めれば?と思う自分と、いや、ひょんなことから
2回目3回目に繋がる何かが起こるかもしれないよ?と思う自分が
葛藤すること一日半。

午後になって家族が皆それぞれの用事で外出したので、
じゃあ私も思いきって行っちゃうか、と15時にもなってから出発。
閉場の16時半に間に合わないかもとドキドキしつつも
何とかギリギリ16時過ぎに大学に到着。

図書館へ着いてみると、
1階から展示スペースへ入るドアが施錠されている。
うわっ、早く終わっちゃったとか言う??

焦りつつガラス越しに会場の方をのぞいてみると、
マスクをつけた男性が身振りで「向こうへまわれ」と
教えてくれた。

2階にある図書館の入口へ向かうと、守衛さんたちが何やらお話中。
「交流展へ行きたいんだけど、下のドアが閉まっていたの」

中の一人が「何しに行くの?」

そりゃ、絵を観に行くんですわ、お父ちゃん。

「あんた、上大の学生?」

違うよん、浦東から来たただの日本人だよん。

「中国語上手いねえ」

いや、そういうことではなくて、中に入れて欲しいわけやん。

「そこを真っすぐ行って突き当たり左ね」

ありがとねん。

おおー、カード無しで図書館に入れてもらったよ。
日曜の夕方だけどみんな勉強しているねえ。がんばって。

会場への入口で原田さんにお会いしたので、
写真を撮らせてくださいと中へ。

学生さんと話をしてみると、
今日だけで50人ぐらいの来場があったとか。
それもほとんど中国人だという。良かったねえ。

写真を撮り終え、再び原田さんにご挨拶をして会場をあとに。
疲れていたのでタクシーに乗りたいなあと北門を出たところで
道を見渡してみるも、わずかに走って来るタクシーの争奪戦が
繰り広げられていて私にはまわってきそうにない。
横着せずに地下鉄を乗り継いで帰れってことね。

と、その争奪戦の選手の中に5歳ぐらいのちびっこちゃん。
頭にフラダンスのハクのような鮮やかな花のヘッドバンドをつけている。
可愛いねえ。

お、向こうにも頭につけている子がいるよ。
どこかで売っている???

タクシーに乗れそうにないので、地下鉄に乗る。

電車がホームに入って来た。人でいっぱい。
おっちゃんも多いけれどおばちゃん率高し。
その中の2人の頭にもついている。え??
それも真っ赤なプルメリアのような花のヘッドバンド。

電車は満員で、そのおばちゃんたちを正面から見ることはできない。
いったい何なんだろう。今日は何の日?

やがて、私の斜め前に座っているおばちゃんたちの鞄にも
それがついていることに気づく。

何やら花の髪飾り

お、おばちゃんたち、どこへ出かけてたん?
何のイベントがあったん?

めっちゃ気になる〜、がるるるる〜。

……でも、よう聞かへん。

家に帰ってから百度さんにおたずねしてみるも、
検索ワードがよろしくないらしく、
なーんにもひっかかってこない。

うわー、あれはいったい何なんやったんやろー。
で、今日は何の日やったん???
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中日大学生芸術交流展

中日大学生芸術交流展2

ぎゃらりぃ西利さんでの三人展の最終日、
祐三子さんの知人で有恒会の森本さんが来てくださった際、
私が上海在住ということを知ってとある展覧会の紹介をしてくださった。

中日大学生芸術交流展1

有恒会というのは大阪市立大学の同窓会で、
紹介してくださったのは、市大府大上大の三校の学生の交流を
目的に開催されるという交流展。

これは予定に入れとかなあかんでしょ。
学生の交流となったら、何か新しい出逢いがあるかも。
ちよちよにも知らせておいた。

初日の今日、
ちよちよは芸術系のオトモダチとお昼から上海大学へ、
私は彼女たちが大学に着いたであろう時間を見計らって家を出た。

上海大学の本部には初めて足を踏み入れる。
元上海工業大学だった延長路校区にしか行ったことがないので興味津々。

家から大学までは、意外と短時間で行くことができることもわかる。
ただ、静安寺からの7号線に乗っている時間が退屈で退屈で。
駅から地上へ出るとすぐに大学の北門なのは嬉しいが、
感覚的にはやっぱり遠い。

上海大学北門

記念に北門撮影。
自動車がたくさん停まっていて、正面にまわることができない。残念。

中日大学生芸術交流展3

あ、案内板が出ているよ。
歩きながら確認できるように写真におさめて、いざゆかん。

中日大学生芸術交流展4

駅から便利なエリアは生活区域。宿舎が公団住宅のように建ち並ぶ。
お花がきれい。

中日大学生芸術交流展5

銭湯や食堂を過ぎると、川が流れていて(それも結構大きい)、
なかなか図書館へはたどり着けない。

中日大学生芸術交流展6

華師大の中北校区だけでも結構な広さだと思っていたが、
やっぱり全然規模が違うんだな。
なんせ私が通っていたのは上音だから、この広さにはついていけない。

もうそろそろ見えてもいいよね、図書館。

中日大学生芸術交流展7

おおー、見えた見えた。

中日大学生芸術交流展8

でっかいどう、北海道(失礼シマシタ)。

それらしい看板が外から見えなかったので、正面の入口から入ってみる。
銭偉長さんの像が出迎えてくれたが、
カードがないとゲートを通過出来ない仕組みになっていた。
これは入口間違えたな。

入口に立っていた守衛さんにたずねてみると、
確認してくるよと中へ入って行ったが、どうも会場へ繋がるドアが
締められていたらしく、外からまわってね、と
わざわざ外まで案内して教えてくれた。アリガトウゴザイマス。

階段をおりて、建物に入りなおす。
バナーがひっそりと立っていた。

中日大学生芸術交流展9

建物の中に入って2階を見上げてみると、学生らしき人たちの姿がちらほら。

中日大学生芸術交流展10

あれかなと思いつつ行ってみると、
そちらは別のイベントが開催されていて、
中日大学生芸術交流展は右側だった。

森本さんに紹介していただいた原田さんはいらっしゃらないみたい。
ご縁が無かったかな。

そんなことを思いながら作品を観ていたら、
どこからか年配男性の日本語で話す声が聞こえてきた。

受付の方を見てみると、きっと原田さん!と思える男性が。

思いきって声をかけてみる。

わーい、原田さんにお会いできたよん。

経緯を説明して、原田さんにご挨拶。
今回の展覧会開催までのお話などうかがう。

作品の水準がどうこうという美術芸術の専門的な交流ではなく、
人と人の交流の繋ぎ手として作品が存在し、
若者の交流、彼らが主体となって考え行動するための支援を行う、
それが原田さんの姿勢だった。

第一届中日大学学生文化芸術交流展(2014年10月15日)
上海にかけるヒト
 社団法人 日中産業交流協会 常務理事 原田 利明 氏


大人がハラハラするぐらいに勢い良く走る学生というのは
今の時代にもきっと存在するはずなのだが、
なかなか出逢えないのが現状で、
与えられたものに対して走るのではなく、
自分たちが創り走るという状態へ後押しするのは
思いの外難しいようだ。

いったん走り方を覚えてしまえば、
きっとそれぞれの胸の中にあるものをカタチにしていくことも
容易いのだろうけれど、その経験をする機会を子どもたちが
持っていない(或いは機会に出逢えていない)のは、
私たち大人の責任が問われているのだと思う。
子どもたちを非難するのは簡単だ。
でも、子どもが勝手に受け身になっていたり、
責任を負わないわけではない。
子どもを育てたのは誰。
「何とかちゃんのお母さん」ではなく「私たち」だ。

原田さんはこれまでの経験を活かすカタチで
その「私たち」の仕事の一つとして
この交流展を手がけられたわけだ。

会場でスタッフとして待機していた
大阪からの学生さんたちに声をかけてみた。

上海の印象はとても良かったようで、
意外にも「食事が美味しい」という声までもらった。
(人によっては全く食事があわなかったようだが)
言葉が上手く使えない中で積極的に交流もはかっている様子。
嬉しいかぎりだ。

上海は中国の中でも特別な場所で、
ここに立って「中国」をわかったつもりになるのは
非常にキケンだとも思うが、異文化に触れて
それに興味・関心を持つことができたということが、
交流を長く続けて行くことの第一歩と考えれば、
とても喜ばしいことだと思う。

この交流が長く長く続いていくことを願ってやまない。

「中日大学生芸術交流展」は、3月29日(日)まで。

*中日大学生芸術交流展
 ・会期:2015年3月27日(金)〜3月29日(日)
     9:30〜16:30
 ・場所:上海大学図書館
     上海市宝山区上大路99号
      地鉄7号線「上海大学」2号出口
 ・入場料:無料
 ・主催:上海大学社区学院
     上海大学書鏡山房書法協会
     大阪市立大学美術部(青桃会)
     大阪府立大学美術部(翠陵会)
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