シャンハイクラシノテチョウ

茶楼の2012年10月8日エントリに登場している
『炉匠Takumi』

今回は、ココロンのミーティングでランチ体験を。

私が気になったメニューは4つ。
冷たい稲庭うどんに心惹かれるも、
トッピングのうなぎは要らないし、
炉匠御膳も記念に注文するには何かが足りない感じ。
たまごののった鶏つくねハンバーグも美味しそうだけれど
かなり大きい印象。胆嚢の無い私はハンバーグ要注意なので
やっぱり最初に気になったものにしましょう、と
銀だらの照り焼きバターソテーの定食を注文。

黛玉さんはつくねハンバーグを、
サニーさんとP!-mamaちゃんは炉匠御膳を、
泥女ちゃんは牛タンシチューをそれぞれ注文して、
料理が来るまでミーティングGo!Go!

ところが、お昼の時間なので料理が出て来るのがはやいはやい。
「お待たせしません」はありがたいかぎりだったのですが、
テーブルの上はあっと言う間にいっぱいに。
私の頼んだ定食は、お盆を、
P!-mamaちゃんの炉匠御膳は桶をそれぞれ回収され、
何とか場所を保てた感じになりました。
5人なんでね、そこは仕方ないですね。



こちらは炉匠御膳定食（148元）
写真の桶の他にサラダなど定食のもろもろがつきます。
カメラにはおさまりきりませんでした。




照焼銀鱈魚定食/銀だらの照り焼きバターソテー（108元）
あっさりした銀だらにいい塩梅のバターの香り。
いつ冷凍したのかよくわからないような銀だらを買っても高いので、
この価格は許容範囲かな。




鶏肉漢堡定食/鶏つくねハンバーグたまごのせ（68元）
横着して向かいの席からそのまま撮影です。




欧風牛舌定食/牛タンシチュー（88元）
さらに横着してナナメ向かいから〜。

炉端では美味しそうに焼ける魚の匂いが。

店内はカウンターも含め満席で、
その声がにぎやかなだけでなく、店員さんのかけ声もにぎやかなので
静かに話をしながら食事を楽しみたい人には不向きです。

食後は飲み物がつきます。
みんなはコーヒーを、私は紅茶を出してもらいました。

店員さんがあまりにもマメにお茶をいれてくれる（美味しいデス）ので
早く出ないといけないなーと思いつつ、
結構な時間まで居座らせてもらいました。ごちそうさまでした。

＊炉匠Takumi
　上海市浦東新区世紀大道8号　国金中心商場（ifc）4楼
　TEL：021-50111677
　営業時間：11:30-14:30　17:30-22:00
　http://www.takumishanghai.com/

上海で知らない人はもぐりじゃないかというぐらい有名な上海料理の店。
で、す、が、私にとっては、
今まで前を通り過ぎるばかりで入ったことの無い店でした。

最初に名前を知ったのは、
まだ上海音楽学院で中国語を学んでいた頃でした。
外省出身の老師が「狭くて決してきれいな店ではないけれど、
安くて旨い上海料理の店なんだ。いつも予約が大変なんだ」と
教えてくれた店でした。

いつか老師とみんなで食べに行こうね、と言ったまま、
私は浦東から通っていたこともあり、その老師と食事に行くことなく
老師が大学を離れてしまったのでご縁が切れてしまいました。

今日、牛心のステキな女子3人と夕飯をご一緒できることになり、
晶子さんが「瀬戸朝香（似）が老板娘の火鍋屋」へ行こうかと
提案してくださったのだが、なんやかんや話をしているうちに
私がまだ保羅へ行ったことが無いと言ったものだから、
メデタク足を踏み入れてみることになりました。

周辺は西洋人の皆さんがハロウィンでゴキゲンさん、
店内にも仮装をした西洋人の皆さんが。

そして店内は「奥行きがすごいんですよ」と彼女たちに
教えてもらった通り、間口からは想像できない広さ、これはびっくり。
20時をまわってから入ったのに、店内はまだまだにぎやかです。

とにかく一皿の量が多いと聞いていたので、
数が注文できるかなと言いながら……。



夫妻肺片。
これは四川料理なので当然辛いメニューですが、
どこへ行っても前菜の中ではダントツ人気者ですね。
お酒をたしなむ人にとっては美味しいおつまみの一つ。
きっとお酒がススムくんでしょう。




脆皮黄瓜。
私が辛いのが苦手だと話していたので、
「夫妻肺片よりも辛いかも」と先に言ってもらっていたものの、
黄瓜食べたいよということで私も箸をつけてみたところ、
たしかに辛いところがあってビックリ。
でも美味しいです。




西芹南瓜百合。
さりげなく入っている「南瓜」の文字。
しかし、これを見落としていると、オレンジ色の物体が
にんじんにしか思えないところがミソ。




海鮮油条巻。
油条（中国揚げパン）の中に海鮮のすり身が入っています。
外はオーロラソース、いやまんまマヨネーズとケチャップ、かな。
日本人にはおなじみの味のソースにバッチリくるまれています。
ボリューム満点すぎて、4人だと1人あたり2切れを食べることになるため
おなかいっぱいになってしまうけれど、
ないゆえさんが食べたいと言ったキモチはよくわかりました。
もう半分に切ってあると食べやすい感じです。
「海鮮」と言いつつ、口に含むとほのかに淡水系の味が。
（写真ではわかりにくいですが、8つに切ってあります）




茄子包餅だった？茄子夾餅だった？？
見たままそのままこってりさんなので、
お肉が無いとイヤイヤという人でもきっと大満足。
ただ素材が茄子ゆえ御多分に洩れずオイリーであることを
お忘れなく〜ですね。




保羅豆腐。
ないゆえさんと晶子さんの話だと、
以前より豆腐が細かくなったとのこと。
食べやすい一口サイズの揚げ豆腐とキクラゲが美味しい一品。

いずれも最近の洗練されすぎた上海料理店の料理には無い
ザ・シャンハイといった感じの懐かしさのある料理。
みんなはビールで、私は普洱茶で美味しくいただきました。
ごちそうさまでした。



……と、晶子さんに言われて隣のテーブルをのぞくと、
とんでもなくでっかい生煎（焼き小籠包あるいは焼き豚まん）が。
一般に生煎と呼んでいるものは、大きな口をあけて一口で食べられるサイズ。
でも、中にたっぷりあつあつスープが入っているので、
実際には二口で食べる、そんな感じの点心。
ところがこの店の保羅生煎はやたらと大きいのです。
手で持って食べられるサイズです。

さりげなく辺りを見回してみると、あちこちのテーブルに
この生煎が運ばれて行きます。
みんなきっと値段に騙されているよ（安い）という話になり、
これはメニューにちゃんとサイズを書いておいてあげるべきだという
結論に達しました。
注文する際には、おなかとよく相談してね。

＊保羅酒楼
　上海市静安区富民路271号（富民路長楽路）
　TEL：021-54037239
　携帯電話による予約：13564606099
　営業時間：11:30-15:30　17:00-翌03:00
　http://www.baoluojiulou.com/