シャンハイクラシノテチョウ

上海老婆生活指南と*tsubameのめ*の内容を統合
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旬菜和膳 YOSHI

2015.05.06 Wednesday | お店屋さん > 飲食店

昔と違って今はブロガーさんがたくさんいらっしゃいますし、
二桁年数で生活していると、
住み始めたばかりの人が持っているような敏感なアンテナなんぞ
完全に失い、少々のことではキモチが動かなくなっている自分がいます。

ゆえに、このクラシノテチョウを更新することもほとんどなく、
更新するといえば、ほとんどが誰かと外食した時に気に入ったお店の
紹介だったりするので、食べ歩きの人と勘違いされていることを
少し前に知りました。ははははは。

実際には昼もほとんど外食しませんし、夜にいたっては年に数えるほど。
たまーに手に入れるフリーペーパーの広告を見ては、
ほほー、今はこんなお店があるのね、と
いつも浦島太郎状態です。

さて、前置きがとんでもなく長くなりましたが、
そんな中で「俺の厨房」以来、時々お顔を拝見させていただいている
菊地さんの新しいお店へyuyusakuraさんと出かけてみました。

場所は、駅直結ではありませんが、静安寺駅から徒歩5分程度でしょうか。
下手するとそのまま通りすぎてしまいそうなので、
おのぼりさんよろしくキョロキョロしながら歩いてください。

旬菜和膳 YOSHI1

直接電話すればよかったのですが、今回は大衆点評のアプリから
予約を入れてみました。今ならプロモーション中、
団購でお得に食べることができることを知りました。(〜2015.6.30)

しかし私たちはゆっくりメニューを見て決めようということで、
今回は席の予約のみを。

嬉しがりの子のように、開店と同時の入店。
菊地さんが個室へ案内してくださいました。

ランチメニューだけでも結構品数があって、
一夜干しのお魚の定食も大変魅力的でしたが、
私たちはバラちらし丼(98元)をチョイス。

旬菜和膳 YOSHI2

まずは小鉢とサラダから。

今は円安で、円換算すると何でもモーレツに高い上海、
価格だけ見れば、ランチとしては決して安くない金額ですが、
小鉢をいただけば、その仕事が違うとすぐに納得。
yuyusakuraさんも茶碗蒸しを口にして感動しています。

バラちらし丼

さあ、いよいよメインのバラちらし丼。
その日入荷する食材によって具が変わるそうです。

バラちらし丼のゆりね

食べ始めてから、ゆりねが花びらに見立ててカットしてあることに気づき、
ちょっと並べてみる。うふふ。
丼ものは途中で飽きてしまうことが多々あるのですが、
最後まで美味しくいただきました。

旬菜和膳 YOSHI3

そして最後は苺のムース。

夜のメニューも気になるところですが、
そちらはいつかデートできる相手がいる時に。

yuyusakuraさんと次回は何を食べようか、
なんて言いながらお店をあとにしました。

私たちがいた個室は、入口からすぐのところにあり、
たくさん人が出入りしていると思われる足もとを
暖簾の下からみかけましたが、
静かでいい雰囲気でした。ごちそうさまでした。

旬菜和膳 YOSHI
上海市静安区北京西路1465号 国立大厦1楼(x常徳路)
 地鉄2号線「静安寺」3号出口、7号線「静安寺」6号出口
TEL:(021)6216-2107
営業時間:11:30〜14:00 17:30〜22:00
author : つばくろん(二姐) | - | -

玫瑰山藥泥

2015.05.05 Tuesday | 春澤中医クリニック

2015年4月21日の2014年度互人多アセンブリ
葉先生にミニ中医セミナーとして山芋の効能と調理法について
話をしていただきました。
その際に先生が作って持って来てくださった
「玫瑰山藥泥(バラ山芋団子)」の紹介をします。
(撮影:葉先生)


*玫瑰山藥泥
[材料]山芋 玫瑰花茶(お茶屋さんやスーパーのお茶売り場にあります)
    砂糖、蜂蜜、牛乳

玫瑰山藥泥1

①山芋を適当な大きさに切って蒸します
 山芋は蒸せば簡単に皮を剥くことができますし、
 先に皮を剥くと手が痒くなることがありますので、
 皮付きのまま蒸します。

玫瑰山藥泥2

②玫瑰花茶(乾燥)は、少量のお湯と混ぜておきます
 花が泳ぐほどの水量は要らないようです。

玫瑰山藥泥3

③蒸し上がった山芋の皮を剥き、マッシュします
④マッシュした山芋に砂糖、蜂蜜、牛乳、玫瑰花茶を加えます
 牛乳は香りづけ程度、甘みはお好みの量で

玫瑰山藥泥4

⑤好きなカタチに成形してできあがり
 型に入れてカワイイ形に仕上げるためには、型に油を塗る必要があり、
 先生は油の使用を避けるため、手で丸く成形されたそうです。
 (油無しでは型から上手く抜けなかったそう)

会場に用意してくださったものは、味つけがかなり控えめだったので、
中国の人や男性にはパンチが足りず
物足りない感じだったのではないかと思うのですが、
山芋そのものの味とバラの甘みや香りが楽しめて、
日本人女性には好まれる塩梅だったのではないかと思いました。

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今回、短い時間で先生にお話いただいたのですが、
お話の中で、会場の皆さんが衝撃を受けたことがありました。
それは、
 山芋の皮を剥く時に手が痒くなる=アレルギー反応である
ということ。

皮を剥いた人の手が痒かった時、その人がそのまま生食(とろろだったり
短冊だったり)するということは、
食道など山芋が通過する部分にも
同じ反応が起きていると考えられる状態にあるといえるのです。
気づかぬうちにカラダを刺激し続けている可能性があります。

しかし、山芋といえば中医薬としても用いられる万能薬のような存在の食材。
アレルギー反応を起こすんじゃ食べられないじゃない!と
悩んでしまいますね。
でも大丈夫。
いったん火を通してその性質を変えてやればいいので、
蒸したり、煮たり、焼いたりと、加熱してみてください。

我が家では、輪切りにしたりコロコロと乱切りに切ったりした山芋を
時にそのまま、時に片栗粉をまぶして少量の油で焼いて食べることが
多いです。
その日の他のおかずとのバランスで切り方と衣の有無、味つけを変えます。
塩だけでもとっても美味しいので、ぜひお試しを。

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微信春澤中医クリニックのアカウントには、
「医食同源シリーズ」の連載があります。
蓮根やゴマ、蜂蜜、胡椒など身近な食材の効能が紹介されていますが、
読み物としても短い時間でさっと読んで楽しめるようになっています。

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author : つばくろん(二姐) | - | -
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