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玫瑰山藥泥

2015.05.05 Tuesday | 春澤中医クリニック

2015年4月21日の2014年度互人多アセンブリ
葉先生にミニ中医セミナーとして山芋の効能と調理法について
話をしていただきました。
その際に先生が作って持って来てくださった
「玫瑰山藥泥(バラ山芋団子)」の紹介をします。
(撮影:葉先生)


*玫瑰山藥泥
[材料]山芋 玫瑰花茶(お茶屋さんやスーパーのお茶売り場にあります)
    砂糖、蜂蜜、牛乳

玫瑰山藥泥1

①山芋を適当な大きさに切って蒸します
 山芋は蒸せば簡単に皮を剥くことができますし、
 先に皮を剥くと手が痒くなることがありますので、
 皮付きのまま蒸します。

玫瑰山藥泥2

②玫瑰花茶(乾燥)は、少量のお湯と混ぜておきます
 花が泳ぐほどの水量は要らないようです。

玫瑰山藥泥3

③蒸し上がった山芋の皮を剥き、マッシュします
④マッシュした山芋に砂糖、蜂蜜、牛乳、玫瑰花茶を加えます
 牛乳は香りづけ程度、甘みはお好みの量で

玫瑰山藥泥4

⑤好きなカタチに成形してできあがり
 型に入れてカワイイ形に仕上げるためには、型に油を塗る必要があり、
 先生は油の使用を避けるため、手で丸く成形されたそうです。
 (油無しでは型から上手く抜けなかったそう)

会場に用意してくださったものは、味つけがかなり控えめだったので、
中国の人や男性にはパンチが足りず
物足りない感じだったのではないかと思うのですが、
山芋そのものの味とバラの甘みや香りが楽しめて、
日本人女性には好まれる塩梅だったのではないかと思いました。

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今回、短い時間で先生にお話いただいたのですが、
お話の中で、会場の皆さんが衝撃を受けたことがありました。
それは、
 山芋の皮を剥く時に手が痒くなる=アレルギー反応である
ということ。

皮を剥いた人の手が痒かった時、その人がそのまま生食(とろろだったり
短冊だったり)するということは、
食道など山芋が通過する部分にも
同じ反応が起きていると考えられる状態にあるといえるのです。
気づかぬうちにカラダを刺激し続けている可能性があります。

しかし、山芋といえば中医薬としても用いられる万能薬のような存在の食材。
アレルギー反応を起こすんじゃ食べられないじゃない!と
悩んでしまいますね。
でも大丈夫。
いったん火を通してその性質を変えてやればいいので、
蒸したり、煮たり、焼いたりと、加熱してみてください。

我が家では、輪切りにしたりコロコロと乱切りに切ったりした山芋を
時にそのまま、時に片栗粉をまぶして少量の油で焼いて食べることが
多いです。
その日の他のおかずとのバランスで切り方と衣の有無、味つけを変えます。
塩だけでもとっても美味しいので、ぜひお試しを。

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微信春澤中医クリニックのアカウントには、
「医食同源シリーズ」の連載があります。
蓮根やゴマ、蜂蜜、胡椒など身近な食材の効能が紹介されていますが、
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author : つばくろん(二姐) | - | -
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