2冊目は
「上海市郷土地理」
こちらは少しだけ分厚くなって
80ページ、中国地理の区域編の
授業の際に使用されるものだそうです。
地理のテキストですから
当然のことながら
位置や面積、気候や人口などの
基本データがあるのはもちろんのこと、
普段私たち外国人が気にかけて
見ることのない市のマークや
上海灘の歴史、
自然の少ない上海において存在する
自然保護区「九段沙」の話、
上海の人はどこから来たのかなど
見やすくまとめられています。
このページは気候のことについて記述されている部分の一部ですが、
夕刊紙「新民晩報」に掲載される気象指数予報を紹介してあります。
私も何度か見たことがあるのですが、
それが季節ごとに違う内容になっているとは知らなかったので
思わず見入ってしまいました。
春季
润肤气象指数:
湿润/较湿润/较干燥/干燥
感冒气象指数:
安全/提防/易发/高发
洗晒气象指数:
最适宜/适宜/不太适宜/不适宜
夏季
日照强度气象指数:不需防护/适当防护/加强防护/避免日光照射
中暑气象指数:不易中暑/可能中暑/容易中暑/极易中暑
体感气象指数:热/炎热/闷热/极热
秋季
日照强度气象指数:不需防护/适当防护/加强防护/避免日光照射
晨练气象指数:最适宜/适宜/不太适宜/不适宜
体感气象指数:较凉/较适宜/适宜/热
冬季
润肤气象指数:湿润/较湿润/较干燥/干燥
感冒气象指数:安全/提防/易发/高发
晨练气象指数:最适宜/适宜/不太适宜/不适宜
洗濯指数などは日本でもおなじみですが、
皮膚の潤い度なんてのは珍しいのではないでしょうか。
自分達が今仮住まいながら暮らしているこの地のことを知ることは
この地の人々と共存していくための
大切なステップの一つともいえないでしょうか。
今、政治情勢は緊張していますが、
「老百姓」には老百姓のやり方、生き方があると思います。
カナシイ気持ちになったり、辛い思いをしたりすることが
多々あるかもしれませんが、頭に血が上らないように少し気を落ち着けて
違う角度から上海を見てみてください。
きっと何かが変わってきます。
*上海市乡土地理*
九年义务教育课本
上海市教委教学研究室 2004
上海市世纪出版集团 上海教育出版社
5.35元