シャンハイクラシノテチョウ

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上海音像城

2005.12.19 Monday | 旧*tsubameのめ* > いろんなところ

すでに七浦路周辺は3年前の面影すら存在しない。

四川北路沿いはもともと開けているせいもあるが、
かなり整備がすすんでおり、
古い建物と新しい建物が混在してはいるものの、
あまり雑多な印象はないように思える。

それでもそんな整備が進んでいるところにも
古くからの人の暮らしの流れは変わることなく存在していて、
軌道3号線(明珠線)と4号線の高架下を歩いていくと
今もなお、老百姓の活気溢れる姿をかいま見ることができる。

虬江路を西へ向かって歩き虹口区から閘北区へ入ったところ、
宝山路の手前のところにあるのが「上海音像城」。
上海音像城1
まだ軌道線の高架の工事で
ひどくごったがえしていた頃にもう姿を見せていたので、
できてからずいぶん経つと思うのだが、
久々にここまで来てみたら、
「音像」の部分は1階の一部と2階に押しやられてしまっていて、
1階の大半は音響製品の店になり、
名前も「上海音像城電子電器総合市場」に変わっていた。

上海ではわざわざCD/DVDショップなどで買い物せずとも
路上で海賊盤を堂々と販売しているので、
こんな正規のものを売る店へ行っても、と思われるかもしれないが、
安さだけを追求すると、
みえなくなってしまうものが多いのではないだろうか。

街ではDVDが今1枚4元まで値下がりしている現状からすると
ここで買えるものはたしかに高いのだが、
街中の正規の商品を取り扱う店より安く買える。

CD、DVDの店へ入るには、軌道3号線の宝山站から行く方が便利。
宝山路側に入口がある。

1階は音像スペースのフロア全体が「五洲回响」で、
ここで私は200元足らずの買い物をしたのだが、
次回から割引になるカードを発行してくれた。

そのフロアの真ん中にあるエスカレーターで上へあがると、
2階はいくつかの会社が入っていて、一番大きい売り場が
批発市場(卸売)になっていて仕入れの人たちでごったがえしている。

小売も可能で、製品についているシールの大きな数字が小売価格、
実は右上の小さな数字が卸売価格だったりする。

店ごとに営業時間が異なるようなので、
参考までに一番買い物がしやすい五洲回响の時間を
下欄に紹介しておくことにする。
北虹口まで出る機会があれば、ぜひぜひ立ち寄ってみて。
上海音像城2
上海音像城
上海市閘北区宝山路111号
(宝山路×虬江路)
軌道3号線(明珠線):宝山路站
バス:18、21、65、848、854、928、939、旅游10号線(虬江路)

五洲回响
営業時間:9:00-19:30
TEL:(021)6653-2750
http://www.zokegd.com
追記:
なぜここを「恋するピーファー」で紹介しないか、といえば、
まず店の軒数が少ないこと、そして何より取り扱い商品が
思いっきり肖像権問題にひっかかってきそうな
DVDやCDパッケージばかりだから。

たぶんどの店も撮影許可をくれないだろうし、
私も頼むのがコワイ、というのが正直なところ。

それに、日本のものはさほど多くないので
私のような中国ドラマ好きだとか、
韓国ドラマを中国語吹き替えでみるのが好きな
変わり者でないと楽しめないところかもしれないし。
author : つばくろん(二姐) | - | trackbacks (0)

電暖宝

2005.12.19 Monday | 旧老婆生活指南 > 生活用品 > 冬対策

電気湯たんぽ

上海の冬はとにかく寒い。

最近でこそ「外壁に断熱材入り」をうたう物件も出てきたが
わざわざそううたっていることこそが
「一般は入っていませんよ」ということを表している。

南からまともに陽射しを浴びることができる部屋は
お天気の日には温室のように心地良いが、
それ以外の部屋は言うまでもない。

今はエアコンが普及していて
多くの家庭に設置されているが
夏はともかく、冬は空気が乾燥するし、
頭ばかりのぼせてきてあまりよいことがないので
なるたけ使いたくない。

ここで決しておしゃれではないが大変実用的だと思われるものは、
1.毛糸と綿で作ったスリッパ
  我が家の場合は阿婆特製のスリッパがあり、
  いったんこれを履いてしまうと、脱いだ時に
  「めちゃくちゃ寒い!」と思うぐらいぬくぬく
2.取暖器
  ハロゲンタイプのやつだとかストーブみたいなのだとか
  いろいろありますな
3.湯たんぽ
  超原始的だが、これは本当に役に立つ

3.の湯たんぽ、例年はゴムタイプのものに湯を入れて使っていたが、
部屋にヒーターを入れている時に湯を準備するのはとても辛い。

そこで今年はコレを購入して使ってみることにした。

そもそもは、娘の学校に暖房が入らない(ことは上海の公立では普通の話)のに
一時的に氷点下に気温が下がり寒い日が続いたことから
自分で湯を用意しなくても使える、ということで1つ購入したのだが、
ことのほか便利なので家にも1つ買ってみることにした。

使い方はいたって簡単。
1.湯たんぽについているプラグ差し込み口のカバーをはずす
 この写真ではすでにコードを差してしまっているのでわからないが
 ハート型の差込口があってそこにプラスチックのカバーがついているのだ。

2.付属のコードをセットし、コンセントに差し込む
 だいたい待つこと5分(実際にはそんなにかからない)

3.プラグについているランプがきれたらコンセントから抜き、
 プラグをはずしてカバーをつけて、はいできあがり

メーカーにもよるけれど、だいたい80℃程度になった時点で
勝手に充電加熱をやめるように設定されているから
差し込んだら加熱が終わるまで他の用事をしていてもかまわない、という
ぐうたらな私には大変親切な商品。

これを布団に入れて眠れば、朝まであったかいし、
腰や足、ちょっと使いにくいけれど肩などにあてれば
ホットパックのかわりにもなって、なかなか使えるヤツなのだ。

説明書には最初に自分で水を入れなければならないように
書いてあるけれど、工場から出荷される時点でもう注入済みであるものが
ほとんどなので、水を入れる必要もない。

まちなかには
ドラえもんやキティちゃんなどのキャラクターものも出回っているけれど、
もちろんこれは正規の方法で絵を使用しているわけではないはずなので
画像としてはかわいいんだけど、我が家で使用中のコレでご勘弁を。

娘に購入したものは、
プラグがもう少し立派になっていて、はさみこむような形でセットして
湯たんぽが直接床にあたらないようになっていた。
世紀聯華で29元。

写真のものは、
道ばたでおばあちゃんから購入したもので、12元。
おばあちゃんによればこの12元の製品のメーカーである
「中非電器(寧波の企業)」はいいメーカーらしい。

これから晴れ間がみえない日が増える上海、
今から購入しても十分活用できるのでぜひおためしあれ。
author : つばくろん(二姐) | - | -
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